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2930 北の達人

東証P
200円
前日比
-3
-1.48%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
29.7 4.12 1.05 2.40
時価総額 282億円
比較される銘柄
ハーバー研, 
Ine, 
新日本製薬
決算発表予定日

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北の達人 Research Memo(5):「アイキララ」の伸長や新商品(8商品)の寄与により大幅な増収増益


■決算動向

2. 2017年2月期決算の概要
北の達人コーポレーション<2930>の2017年2月期の業績は、売上高が前期比21.3%増の2,696百万円、営業利益が同36.3%増の542百万円、経常利益が同36.9%増の538百万円、当期純利益が同57.3%増の356百万円と期初予想を上回る増収増益となり、過去最高の売上高、利益を更新した。また、第4四半期においても3ヶ月連続で月間売上高の最高記録を更新しており、足元でも好調に推移している。

売上高は、主力の「カイテキオリゴ」が堅調に推移したことに加えて、2016年2月期投入商品の「アイキララ」が大きく伸びたことが増収に寄与した。また、2017年2月期投入商品(8商品)についても、順調に立ち上がっている。一方、「みんなの肌潤糖」シリーズや「二十年ほいっぷ」については広告費の配分の関係(新商品等への優先配分)により伸び悩んだ(ただ、利益面では前期並みを確保)。

利益面では、好採算である新商品の伸長や原価低減の取り組みにより原価率が大きく低下した。一方、販管費は、前期より取り組んでいる組織強化に伴う費用増(人件費や外注費等)に加えて、新商品(8商品)への広告投資の拡大(前期は3商品)により大きく増加したが、増収効果と原価低減により吸収して大幅な営業増益を実現した。営業利益率も20.1%(前期は17.9%)の高い水準に回復している。

財務面では、長期借入金により資金ポジションを高めたことにより、総資産が2,290百万円(前期末比49.1%増)に拡大したことから、自己資本比率は67.4%(前期末は86.5%)に低下した。なお、手元流動性の確保は、新たな事業機会への迅速な対応(機会ロスの回避)や不測の事態に備えることが目的のようである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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