北の達人 Research Memo(8):今後も利益成長に基づく増配の余地は大きい
■株主還元
北の達人コーポレーション<2930>は、株主に対する利益還元を経営上の重要な課題の1つとして認識しており、事業投資やキャッシュフローの状況等を総合的に勘案しながら、配当による株主への利益還元に努めることを基本方針としている。2015年2月期は、東証2部上場に伴う記念配当の0.25円を含め、1株当たり年8.25円配(配当性向32.3%)を実施した(分割調整後)。また、2016年2月期は、記念配当を除くと前期比0.5円の増配となる1株当たり年8.5円(配当性向30.1%)を予定している。なお、同社は、株式の流動性の向上等を目的として、6月1日付で株式分割(1:2)を実施している。
同社は、配当性向30%前後の配当水準を継続しており、今後も利益成長に基づく増配の余地は大きいと考えられる。
また、2015年2月末から、毎年2月末日の株主を対象とした株主優待制度も導入しており、1単元(100株)以上を保有する株主に対してQUOカード1,000円分を贈呈する内容となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
《HN》
提供:フィスコ