2915 ケンコーマヨネーズ 東証1 12:30
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食料品
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2016年07月11日16時28分

ケンコーマヨ Research Memo(5):タマゴ加工品では大手回転寿司チェーン向けに新規採用が進む


■業績動向

(2)ケンコーマヨネーズ<2915>の事業セグメント別動向

a)調味料・加工食品事業
調味料・加工食品事業の売上高は前期比10.7%増の55,035百万円、セグメント利益は同8.1%増の2,862百万円となった。

商材別の売上動向を見ると、サラダ・総菜類は同12.8%増の18,903百万円(販売重量は9.4%増)、マヨネーズ・ドレッシング類は同1.7%増の17,064百万円(販売重量は4.2%増)、タマゴ加工品は同17.7%増の17,792百万円(販売重量は15.5%増)となった。重量当たり単価で見ると、マヨネーズ・ドレッシング類のみ低下した格好となっているが、これは業務用の大型サイズ品の販売構成比が上昇したことが影響している。

サラダ・総菜類は小型形態のロングライフサラダがCVS向けを中心に前年同期比2.5倍増と大幅増となったほか、基盤商品の1kg形態を中心としたポテトサラダや春雨サラダ、ごぼうサラダなどが大幅増となった。また、ツナサラダ、コーンやオニオン等の素材を生かした商品も外食、CVS、製パン向けを中心に新規採用が進み増収に寄与した。

マヨネーズ・ドレッシング類の伸びが1.7%増と微増にとどまったが、これは主要顧客である大手ファストフードチェーン向けのマヨネーズ、ソース類が期の前半に大きく落ち込んだがことが響いている。ただ、総菜パン用に使用するマヨネーズやタルタルソースがCVS向けに新規採用が進んだほか、1kg形態のマヨネーズも量販店向けに伸長するなど他の商品・顧客向けの伸長により全体では2期ぶりの増収に転じた。

タマゴ加工品では、お弁当用や恵方巻きに使用される厚焼き卵、ドリア等に使用される薄焼き卵が新規採用されたほか、サンドイッチ用や総菜パン用のタマゴサラダ、麺用の錦糸卵がCVS向けを中心に伸長し、また、大手回転寿司チェーン向けの厚焼き卵、だし巻き卵なども新規採用が進み大幅伸長し、売上好調の要因となった。

b)総菜関連事業等
総菜関連事業等の売上高は前期比13.2%増の10,660百万円、セグメント利益は同85.4%増の645百万円となった。2ケタ増収増益となった。食品スーパー向けに基盤商品であるポテトサラダやマカロニサラダ、明太子やタマゴを使用したパスタ商品が新規採用されたほか、季節商品の拡大や北海道エリア限定のカット野菜が大幅に伸長したことも増収要因となった。食品スーパー業界の総菜売上高は6%強程度の伸びだったことを考えると、同社の取引シェアの拡大が順調に進んでいることがうかがえる。素材にこだわり、味覚面・品質面での差別化を図るため、ポテトサラダに最適なじゃがいもを契約農家と共同で栽培し、自社商品に使用していることがシェア拡大につながっていると見られる。利益面では、増収効果に加えて、各子会社での生産性向上が進んだことで、大幅増益となっている。

c)その他
その他には連結子会社サラダカフェで展開するサラダ専門ショップ「Salad Cafe」の収益に加えて、海外事業の持分法投資損益が利益に含まれている。売上高は前期比5.4%増の1,238百万円、セグメント損失は77百万円(前期は229百万円の損失)となった。

サラダカフェについては、店舗数が前期と同じく17店舗だったが、健康志向の高まりにより売上高も堅調に推移した。2015年4月に「Salad Cafeルミネ立川店」をオープンしたほか、2016年3月には和の素材・和の心にこだわった「和サラダ」を提供する新ブランド「WaSaRa 近鉄あべのハルカス店」をオープンするなど、新規出店費用の増加により利益は若干減少したものの黒字基調は維持している。一方、海外事業に関しては前述したように中国関連会社を第1四半期に売却したことにより、持分法投資損失が縮小する格好となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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