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利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第3弾 31社選出 ＜成長株特集＞
東証1部上場銘柄を対象とした「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】」の第1弾(3月5日配信)、第2弾(3月7日配信)に続き、新興市場(マザーズ・ジャスダック)と東証2部上場銘柄を対象とする「第3弾」をお届けします。
本特集では、時価総額が50億円以上の新興市場と東証2部上場銘柄の中から、16年10-12月期に過去最高益を更新し、かつ通期計画も最高益を見込む利益成長“青天井”銘柄をリストアップしてみた(3月9日現在)。下表では、本決算月にかかわらず、10-12月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を10％以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している31社を選び出し、10-12月期の過去最高益の上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップのジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証Ｍ]は主力の航空機リースを中心とする案件の販売が集中し、16年10-12月期(第4四半期)経常利益は四半期ベースの過去最高益を3.4倍も上回って着地。続く17年12月期は前期比51.8％増と7期連続で最高益を更新する見通しだ。決算発表翌日の株価は下落したものの、その後は上値を追い、新値街道を快走する展開が続いている。
2位のディー・ディー・エス <3782> [東証Ｍ]はセキュリティ対策を強化する自治体向けに主力の指紋認証ソフトの販売が大きく伸び、16四半期ぶりに最高益を更新した。好調な業績に指紋認証ソフトの新バージョン発売などの材料も加わり、株価は決算を発表した2月7日終値559円から約2倍の1099円に跳ね上がっている。
3位のカヤック <3904> [東証Ｍ]はスマートフォン向け野球ゲーム「ぼくらの甲子園！」の利用者拡大で課金収入が増加した。併せて発表した17年12月期の経常利益は前期比20.8％増の8.3億円と3期連続最高益更新を計画する。続く4位のあじかん <2907> [東証２]は、原材料安や円高による仕入コストの低下に加え、デリバティブ評価益の発生が利益を押し上げた。4-12月期の業績好調を踏まえ、17年3月期の経常利益予想を13期ぶりの最高益に上方修正した。
5位と6位には自動車部品を主力とする2社が入った。日本プラスト <7291> [東証２]は北米での合理化効果、ムロコーポレーション <7264> [ＪＱ]は原価低減が奏功し、両社ともに採算が大きく改善した。ムロコーポレーションは4-12月期経常利益が通期計画に対して進捗率が86.6％に達しており、業績上振れを期待する買いが続いている。
9位のフリークアウト・ホールディングス <6094> [東証Ｍ]と11位のパピレス <3641> [ＪＱ]は2四半期連続で最高益を更新した。フリークＨＤはスマートフォン向け広告配信最適化サービスの販売が伸びた。パピレスはテレビCM効果で電子書籍のレンタルや配信サービスの会員数が増加し、収益が急拡大した。パピレスの4-12月期実積は通期計画をすでに2.5％上回っており、業績上振れは確実とみられる。
このほか、パーカーコーポレーション <9845> [東証２]、アクシーズ <1381> [ＪＱ]、アーバネットコーポレーション <3242> [ＪＱ]などは予想PERが10倍以下と割安感が強く、上値余地の高い銘柄としても注目したい。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 10-12月 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<7172> ＪＩＡ 242 1893 553 51.8 3400 2240 27.3
<3782> ディディエス 156 394 154 99.4 335 168 76.6
<3904> カヤック 118 338 155 20.8 830 687 41.0
<2907> あじかん 88.6 1130 599 9.6 1750 1596 12.1
<7291> 日本プラスト 83.7 2495 1358 18.9 4500 3786 5.7
<7264> ＭＵＲＯ 78.6 1084 607 21.9 2307 1892 6.7
<6081> アライドアキ 71.7 170 99 89.5 578 305 37.1
<6062> チャームケア 65.6 260 157 51.5 700 462 19.9
<6094> フリークＨＤ 63.6 324 198 87.2 1050 561 46.4
<3856> リアルコム 52.6 238 156 17.4 500 426 21.2
<3641> パピレス 52.0 649 427 33.8 1337 999 36.9
<3674> オークファン 33.1 161 121 11.9 461 412 31.5
<3753> フライト 30.5 334 256 203 500 165 41.1
<9845> パーカー 29.1 1257 974 16.5 3750 3218 6.6
<1381> アクシーズ 26.3 907 718 2.6 2450 2388 9.1
<3242> アーバネット 25.4 1130 901 10.5 1900 1720 8.4
<5162> 朝日ラバー 25.0 190 152 24 465 375 15.5
<9171> 栗林船 24.4 1013 814 18 2200 1859 4.6
<2877> 日東ベスト 22.8 775 631 10.1 1400 1271 14.4
<2782> セリア 22.4 4660 3808 21.0 14600 12063 33.3
<5695> パウダテック 20.7 553 458 17.9 1550 1315 11.0
<6405> 鈴茂器工 18.7 489 412 1.4 1300 1282 19.1
<3895> ハビックス 17.1 453 387 17.3 1473 1256 9.2
<2805> エスビー 17.1 2751 2350 1.1 4700 4647 14.8
<2412> ベネ・ワン 15.3 1646 1428 24.0 5350 4313 37.3
<3675> クロスマーケ 15.0 660 574 9.1 1382 1267 12.9
<5907> ＪＦＥコンテ 14.1 921 807 6.4 2750 2585 7.0
<3452> ビーロット 12.4 381 339 34.4 1175 874 9.0
<3677> システム情報 10.9 193 174 3.2 610 591 14.9
<2208> ブルボン 10.8 2430 2194 13.2 4700 4151 19.9
<3901> Ｍラインズ 10.3 160 145 21.6 620 510 25.8
※ 2015年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
株探ニュース
本特集では、時価総額が50億円以上の新興市場と東証2部上場銘柄の中から、16年10-12月期に過去最高益を更新し、かつ通期計画も最高益を見込む利益成長“青天井”銘柄をリストアップしてみた(3月9日現在)。下表では、本決算月にかかわらず、10-12月期に経常利益が全四半期ベースで過去最高益を10％以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している31社を選び出し、10-12月期の過去最高益の上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップのジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証Ｍ]は主力の航空機リースを中心とする案件の販売が集中し、16年10-12月期(第4四半期)経常利益は四半期ベースの過去最高益を3.4倍も上回って着地。続く17年12月期は前期比51.8％増と7期連続で最高益を更新する見通しだ。決算発表翌日の株価は下落したものの、その後は上値を追い、新値街道を快走する展開が続いている。
2位のディー・ディー・エス <3782> [東証Ｍ]はセキュリティ対策を強化する自治体向けに主力の指紋認証ソフトの販売が大きく伸び、16四半期ぶりに最高益を更新した。好調な業績に指紋認証ソフトの新バージョン発売などの材料も加わり、株価は決算を発表した2月7日終値559円から約2倍の1099円に跳ね上がっている。
3位のカヤック <3904> [東証Ｍ]はスマートフォン向け野球ゲーム「ぼくらの甲子園！」の利用者拡大で課金収入が増加した。併せて発表した17年12月期の経常利益は前期比20.8％増の8.3億円と3期連続最高益更新を計画する。続く4位のあじかん <2907> [東証２]は、原材料安や円高による仕入コストの低下に加え、デリバティブ評価益の発生が利益を押し上げた。4-12月期の業績好調を踏まえ、17年3月期の経常利益予想を13期ぶりの最高益に上方修正した。
5位と6位には自動車部品を主力とする2社が入った。日本プラスト <7291> [東証２]は北米での合理化効果、ムロコーポレーション <7264> [ＪＱ]は原価低減が奏功し、両社ともに採算が大きく改善した。ムロコーポレーションは4-12月期経常利益が通期計画に対して進捗率が86.6％に達しており、業績上振れを期待する買いが続いている。
9位のフリークアウト・ホールディングス <6094> [東証Ｍ]と11位のパピレス <3641> [ＪＱ]は2四半期連続で最高益を更新した。フリークＨＤはスマートフォン向け広告配信最適化サービスの販売が伸びた。パピレスはテレビCM効果で電子書籍のレンタルや配信サービスの会員数が増加し、収益が急拡大した。パピレスの4-12月期実積は通期計画をすでに2.5％上回っており、業績上振れは確実とみられる。
このほか、パーカーコーポレーション <9845> [東証２]、アクシーズ <1381> [ＪＱ]、アーバネットコーポレーション <3242> [ＪＱ]などは予想PERが10倍以下と割安感が強く、上値余地の高い銘柄としても注目したい。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 10-12月 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<7172> ＪＩＡ 242 1893 553 51.8 3400 2240 27.3
<3782> ディディエス 156 394 154 99.4 335 168 76.6
<3904> カヤック 118 338 155 20.8 830 687 41.0
<2907> あじかん 88.6 1130 599 9.6 1750 1596 12.1
<7291> 日本プラスト 83.7 2495 1358 18.9 4500 3786 5.7
<7264> ＭＵＲＯ 78.6 1084 607 21.9 2307 1892 6.7
<6081> アライドアキ 71.7 170 99 89.5 578 305 37.1
<6062> チャームケア 65.6 260 157 51.5 700 462 19.9
<6094> フリークＨＤ 63.6 324 198 87.2 1050 561 46.4
<3856> リアルコム 52.6 238 156 17.4 500 426 21.2
<3641> パピレス 52.0 649 427 33.8 1337 999 36.9
<3674> オークファン 33.1 161 121 11.9 461 412 31.5
<3753> フライト 30.5 334 256 203 500 165 41.1
<9845> パーカー 29.1 1257 974 16.5 3750 3218 6.6
<1381> アクシーズ 26.3 907 718 2.6 2450 2388 9.1
<3242> アーバネット 25.4 1130 901 10.5 1900 1720 8.4
<5162> 朝日ラバー 25.0 190 152 24 465 375 15.5
<9171> 栗林船 24.4 1013 814 18 2200 1859 4.6
<2877> 日東ベスト 22.8 775 631 10.1 1400 1271 14.4
<2782> セリア 22.4 4660 3808 21.0 14600 12063 33.3
<5695> パウダテック 20.7 553 458 17.9 1550 1315 11.0
<6405> 鈴茂器工 18.7 489 412 1.4 1300 1282 19.1
<3895> ハビックス 17.1 453 387 17.3 1473 1256 9.2
<2805> エスビー 17.1 2751 2350 1.1 4700 4647 14.8
<2412> ベネ・ワン 15.3 1646 1428 24.0 5350 4313 37.3
<3675> クロスマーケ 15.0 660 574 9.1 1382 1267 12.9
<5907> ＪＦＥコンテ 14.1 921 807 6.4 2750 2585 7.0
<3452> ビーロット 12.4 381 339 34.4 1175 874 9.0
<3677> システム情報 10.9 193 174 3.2 610 591 14.9
<2208> ブルボン 10.8 2430 2194 13.2 4700 4151 19.9
<3901> Ｍラインズ 10.3 160 145 21.6 620 510 25.8
※ 2015年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
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