あらた Research Memo(5):2018年3月期の会社計画は保守的で上振れする公算大
■今後の見通し
1. 2018年3月期の業績見通し
あらた<2733>の2018年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.8%増の724,000百万円、営業利益が同17.8%増の8,700百万円、経常利益が同14.8%増の9,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.3%増の5,800百万円とそれぞれ期初計画を上方修正している。第2四半期累計業績が計画を上回ったためだが、通期修正値に関しては第2四半期までの上振れ分を上乗せした格好となっており、下期業績についてはほぼ期初計画を据え置いている。
下期の売上高で見れば前年同期比1.5%増となる計算だが、10月以降も第2四半期までの勢いが続いており、会社計画をやや上回って推移している模様で、今後、消費マインドが冷え込まない限りは通期業績も会社計画を上回る可能性が大きいと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ