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フォトクリエイト Research Memo(6):ラボネットワークとの間でシステム連携を開始


■業績動向

(3)経営施策の振り返り

フォトクリエイト<6075>は2015年6月期の経営施策として、学校写真領域の強化、ライフタイムバリューの向上、新しい写真スタイルの提案、データ活用の4点を掲げている。その取組み状況について以下にまとめた。

○学校写真領域の強化
2015年2月に写真専門チェーン最大手のキタムラ<2719>の子会社であるラボネットワークと業務提携契約を締結し、4月より両社間のシステム連携を開始した。ラボネットワークは全国に約1,800社の写真館を顧客に持つプリント写真サービスの最大手で、自社でもインターネット写真販売サービス「イベントフォトギャラリー」を展開している。

今回の提携は、両社の強みを活かしながらEC化が遅れている学校写真領域でのシェア拡大を進めていくことを目指しており、営業については全国に約50名の営業部隊を持つラボネットワークに、システムは利便性の良い「スナップスナップ」に順次移行し、同市場での成長を加速していく考えだ。現在は、同社の営業マン(4名)が同行営業して、ラボネットワークの顧客先である写真館にインターネット写真サービスのメリットを提案する取組みを進めている段階にある。2015年6月期のラボネットワーク経由の写真館契約数は53社と順調に滑り出しており、2016年6月期以降の収益貢献が期待されている。

○ライフタイムバリューの向上
ライフタイムバリューの向上施策として、新たに「出生」を写真に残す「うぶごえフォト」のサービスを開始した。2015年6月末時点で15病院、8月末時点で17病院の医療施設で撮影を実施している。ユーザーからは、「プロカメラマンの撮影技術が活きる」シーンとして高い評価を受けており、今後も需要の拡大が見込まれている。

○新しい写真スタイル
新しい写真スタイルとして記録に「残す」ための写真ではなく、「飾る」ための写真を提案する撮影サービス「Tスタジオ」を湘南T-SITE、代官山T-SITEで開始した。予約制のため実績としてはまだ少なく、業績面での影響はほとんどない。

○データ活用
写真販売サービスのデータ活用として、「オールスポーツコミュニティ」「スナップスナップ」でTポイント連携(付与・利用)サービスを開始し、サービスの向上を図った。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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