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2715 エレマテック

東証P
1,839円
前日比
+1
+0.05%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.6 1.08 4.89 37.94
時価総額 778億円
比較される銘柄
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兼松, 
蝶理
決算発表予定日

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エレマテック Research Memo(8):自社の企画・設計・試作に基づいたソリューション提案で付加価値増大を図る


■中長期成長戦略

3. モジュール化:テクニカルソリューション・付加価値創造の取り組み
『エレマテック×』のもう1つの重要施策がテクニカルソリューション・付加価値創造だ。これはエレマテック<2715>の特長・強みの項で述べた「企画開発機能」と同じ内容だ。すなわち、顧客のニーズを的確に把握することからスタートして、顧客のエレクトロニクス、メカトロニクス、外装、デザインなど多岐にわたる様々なニーズに対して、同社は国内外約6,000社の仕入先の中から最適な商材を探索し、あるいはニーズに見合う製品を企画・設計・試作を行い、顧客のニーズに合ったソリューションを提案していくというものだ。

同社が企画開発した提案(製品)が採用されれば、同社はモジュール化された製品を納入することになり、各種の電子材料等を素材として販売するよりも付加価値の分だけ収益を拡大させることができる。一連のプロセスの最初の部分に当たる顧客ニーズの把握は、顧客自身の開発段階から入り込む、いわゆるスペックインという形で入り込むことが重要になってくる。この点、これまでもスペックイン商材は数多く取り扱っているが、これをもっと増やしていくことが重要になると考えられる。

モジュール化の取り組みは、日系メーカー向けに展開するのは言うまでもないが、前述のグローバル・ダイレクト・アカウント化の取り組みにおいても有効な武器になるのではないかと弊社ではみている。同社はスマートフォンの前面板の加飾加工や、タッチパネル・液晶の貼合わせモジュール化、自動車向けの加飾技術・メッキ技術等で高評価を受けているという実績があるためだ。マーケット別戦略については以下に詳述する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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