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2700 木徳神糧

東証S
5,570円
前日比
-20
-0.36%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.0 0.69 1.08
時価総額 95.0億円
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決算発表予定日

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木徳神糧 Research Memo(1):仕入価格が低位安定していることから業績は好調に推移


木徳神糧<2700>は、米穀の販売を主力とする食品卸会社である。米穀以外には、鶏卵、加工食品、飼料などを扱っている。2015年12月期第2四半期決算は、売上高が51,082百万円(前年同期比5.3%減)、営業利益779百万円(同46.9%増)、経常利益797百万円(同45.0%増)、四半期純利益522百万円(同112.8%増)となった。各利益はいずれも第1四半期決算発表時に修正された予想を上回った。

2015年12月期通期予想は第1四半期決算時に修正され、現在は売上高101,000百万円(前期比4.8%減)、営業利益1,100百万円(同2.8%減)、経常利益1,080百万円(同0.9%減)、当期純利益680百万円(同0.5%減)と予想されている。主力の米穀事業の数量は微増にとどまっているが、仕入価格が低位安定していることから業績は好調に推移している。今後の天候や平成27年産米の価格動向などの不透明要因があることからかなり保守的な予想となっているが、海外事業の利益拡大、食品事業の採算改善等もあり、上方修正の可能性も考えられる。

国内の米穀消費全般は低下傾向にあるが、同社は大手の量販店、外食チェーン、コンビニエンスストアなどの優良販売先を抱えており、売上を伸ばす可能性はある。またTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の交渉が大詰めを迎えており、日本の農業政策が曲がり角を迎えているなかで、同社のような大手米卸の存在意義は一段と高まっている。既にベトナムでの事業も黒字化しており、今後は国内外で同社のビジネスチャンスが拡大する可能性が高く、今後の動向が注目される。

■Check Point
・米穀の仕入れにおいて「入札方式」が採用されプラス要因に
・15/12期2Qの各利益の実績は修正予想を上回る
・通期業績見通しは減収減益も、米穀の海外事業では増益を見込む

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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