キャンドゥが大幅続落、退店想定以上で１７年１１月期業績予想を下方修正

　キャンドゥ<2698>が大幅続落し、４月２０日につけた年初来安値１６５０円に急接近している。前週末１３日の取引終了後、１７年１１月期の連結業績予想について、売上高を７１１億円から６８９億円（前期比１．３％増）へ、営業利益を２５億９０００万円から１９億７００万円（同１８．５％減）へ、純利益を１２億１０００万円から９億５００万円（同１５．２％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　小売業界における業界再編などの影響で、退店が想定以上に増加したことに加えて、人件費の高騰が利益を圧迫する見通し。また、新規出店増加に対応した投資および費用の増加と、老朽店舗の自主リニューアルを前倒しで着手したことによる投資や費用の増加も利益を押し下げる。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年１２月～１７年８月）決算は、売上高５１６億３０００万円（前年同期比０．７％増）、営業利益１６億７００万円（同１０．４％減）、純利益８億９０００万円（同６．０％増）だった。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）