ダイナック Research Memo(3):成長フェーズへの移行、「安定かつ着実な成長の実現」を目指す
■中期経営計画の進捗状況
(1)中期経営計画の概要
ダイナック<2675>は2016年2月、2016年12月期から2018年12月期までの3ヶ年中期経営計画を発表し、現在それに取り組んでいる最中だ。前中期経営計画は“基盤強化フェーズ”との位置付けだったのに対して、今中期経営計画は“成長フェーズ”という位置付けであり、同社は「安定かつ着実な成長の実現」を目指すとしている。
今中期経営計画の経営ビジョンとして、『“選ばれる”ブランドへ』というスローガンを掲げている。同社は、商品・技術・サービスのすべてにおいて最高品質を追求することと、株主・顧客・従業員のすべてのステークホルダーのロイヤリティ確立を目指すことの2つを通じてこの経営ビジョンの実現を目指している。また、中期経営方針のキーポイントとして、1)出店の加速と高負付加価値業態へのシフト、2)実績とノウハウを武器にした受託ビジネスの拡大、3)運営基盤の強化、の3点を掲げている。
以上のような経営ビジョン及び経営施策の実現を通じて同社が目指す業績計画は、最終年度の2018年12月期において、売上高40,500百万円、経常利益1,400百万円、経常利益率3.5%、期末店舗数303店となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
《HN》
提供:フィスコ