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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2631 MXナスダク

東証E
19,455円
前日比
-205
-1.04%
PTS
19,454円
10:39 04/18
業績
単位
1株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.62
時価総額 191億円

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─「ETF投資」というもう一つの選択肢


「『ETF投資』というもう一つの選択肢」

●時間がない人のためのETF投資の勧め

 突然ですが、あなたの奥様は株式投資をしていますか? わが家ではしています。成果はかなり上がっているようです。

 私の資金ではないので、詳しく金額を聞くことはないが、それでも損勘定になると困るので、私は損する確率が低くなるような投資を勧めている。損したら、私が悪いと言われるに決まっているので、私も頭を使っているということになる。

 では、損する確率が低い投資とはどんな投資か。

 実は…それは個別株ではなく、ETF(上場投資信託)への投資。妻は日々の家事に加え、習い事を教えているし、孫がしょっちゅう来訪するのでその世話、他にも庭の草花の手入れなどもしなくてはならず、私より忙しい。正直、どんな銘柄に投資すべきか、チャートはどんな形になっているかなど、詳しく調べる時間などないのが実際だ。

 このようなハンディを考えると、個別株投資よりも、インデックスに連動するETFに投資する方が実行しやすく、成果も上がりやすいといえる。

 それに個人的な事情で恐縮だが、妻にあれこれ聞かれないことも助かる。個別株の場合、「この株、上がらないじゃないの。いつになったら上がるの?」とか、「こんな材料があったんだけど、売った方がいい?」などといちいち聞かれたら大変だ。ETFでも「最近、結構下げているんだけど、このままでいいかしら?」と聞かれたら、「資金があるなら買い増しでいいと思うよ」と簡単に答えられ、仕事の邪魔にならない。こうなるので私は大助かりしている。

 実際、最近の下落局面でも、「ああ、買い下がりでいいよ」と簡単に答えて、いまのところ問題なしだ。要するに、ETF投資は、仕事、家事などが忙しくて株式投資に真剣に取り組める時間が取れない人に向いているのだ。

●米国、世界を代表する企業群にも簡単に投資

 そこで注目銘柄だが、まずは、MAXISナスダック100上場投信 <2631> [東証E]になる。名称で明らかなように、米国のナスダック市場に上場しているベスト100銘柄をセットした形になっている上場投信(ETF)で、アップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、フェイスブックA<FB>、アルファベットA<GOOGL>(グーグル)、マイクロソフト<MSFT>なども入っているので、米国というより、世界を代表するハイテク企業ベスト100社に投資するようなものになる。

 次はiシェアーズ S&P 500 米国株 ETF <1655> [東証E]だ。こちらは、前述した銘柄を含め、ウォルマート<WMT>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、ビザ<V>、バンク・オブ・アメリカ<BAC>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>、マスターカード<MA>など著名企業500社の株がセットされた形になっており、このETFに投資しておけば米国を買っている――こうなる。

 米国株に投資するインデックスETFで十分なのだが、もっと他国にも目を向けて見るとNEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信 <1678> [東証E]がある。インド市場の代表的指標であるNifty50指数に選定された50銘柄にまとめて投資する形のETFで、コロナの感染拡大が落ち着きつつあることを考えれば、インドは投資対象として有望とみてよいだろう。

 国内の指標を対象とした銘柄では、東証マザーズETF <2516> [東証E]がある。マザーズ指数は昨年10月に高値をつけた後は下げ続けてしまったが、今月8月18日に底を打ち、いまは回復に転じたばかり。目先少し下げるだろうが、そこで投資するのがお勧めだ。

 さて、最後はETFから離れて個別銘柄を。リクルートホールディングス <6098> が魅力的だ。求人情報サイト「インディード」が国内だけでなく、米国でも利用者増が続いていることを考えると、株価が高値から浅い押しを入れている現状は見逃さないようにしたい。

2021年8月27日 記

株探ニュース

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