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2588 プレミアムW

東証S
2,907円
前日比
-22
-0.75%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.2 4.19 2.41
時価総額 867億円
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伊藤園
決算発表予定日

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【フィスコ個人投資家セミナー】プレミアムウォーターホールディングス萩尾社長(後半)


本記事は、【フィスコ個人投資家セミナー】プレミアムウォーターホールディングス<2588>萩尾社長(前半)の続きです。


★フィスコリサーチアナリスト飯村真由の社長インタビュー★

◇飯村:株価上がりましたね。ICO(仮想通貨を使った資金調達)について検討していることが報じられて注目されているわけですが、実際のところいかがでしょうか?

◇萩尾:実は、まだあんまり語れないのです(笑)。今、事業の方は赤字なので、株価は上がらないと考えており、黒字化した瞬間に利益がどんどん積み上がっていきますので、そのタイミングで株価が上がることはいいなぁ、と思っていました。その前に発表しただけで株価が上がってしまったのは驚きです。株価が反応してしまうので、公の場でICOについて色んなことは言えないというのが正直なところです。

◇飯村:ウォーターサーバー業界で売上高トップを達成されましたが、その一番の要因は何だと思われますか?

◇萩尾:いろいろプランがありますが、例えば8月には35,000件くらいの獲得をしています。ウォーターサーバーは説明されないと何がいいのか分からない、水の違いは説明されないとよく分からない、というものなのです。だから営業力の違いが大きいので、その強みをもっているのが当社だけなのかなと考えております。


◇飯村:御社の顧客はほとんどの方が個人と考えてよろしいでしょうか?

◇萩尾:そうです。あまり法人はやらないということを決めてスタートしています。生活必需品で月4千円~5千円の単価になるとみて、景気の変動で解約が増えたりするような商品にはしたくない、と考えました。法人の場合は福利厚生なので、業績が下がれば削りましょう、ということなりがちです。そうではなくて、個人の家庭に当たり前にあるものにしていきたい。だから、今のところは法人営業に力を入れるつもりはないですね。


◇飯村:御社の業績は増収だけれども赤字、という点が、投資家にとって理解が難しい部分と思われます。今期は売上高が30%の増収、一方で営業損失が今期8.5億円と赤字が拡大しますが、この点ついてご説明いただけますでしょうか?

◇萩尾:昨年は新規のご契約件数が約20万件くらいでした。今期の計画は30万件です。1件当たりの獲得コストが掛かりますが、ストックは確実に積み上がっています。ありえないですが、営業活動をゼロにしてしまえば、かなりの利益が出る会社にはなっています。それを踏み込んででも、さらに10万件増やして獲得していくわけです。時代がいいと言うか、ウォーターサーバーは売れる、売上高No.1ということでお客様が増えていますので、これを攻め時と捉えて、今期はさらに増やそうとしています。

◇飯村:第1四半期の決算では、売上高が上期計画の約50%の進捗、営業損失が上期計画2.9億円に対し、4.2億円の赤字でしたが、第1四半期の進捗状況は会社の予算に対してはいかがでしたでしょうか?

◇萩尾:予算比で獲得が上振れているので、単純にその分がコスト増になっているということなので、何か予算外の出来事が起きたということではなく、赤字額も把握できているので、健全な赤字だと考えています。また、物流コストが4月から上がっているので影響しましたが、お客様の理解も得られて、一旦値上げさせてもらう形で6月からは対応しております。



◇飯村:8月の月次業績ですが、これは夏場の特需なのか、それとも実力が上がったと理解した方がよろしいでしょうか?

◇萩尾:取次店 がどんどん増えているということもあります。やはりNo.1ブランドとお付き合いしたいという声が多くなり、これまで当社からかなり営業をかけて大手を口説いていた時期もありましたが、先方から来ていただけるという現象も起きています。夏はイベント受注が増える傾向がありますので、7月8月には季節要因は多少あります。ただ、営業人員は年間を通じてあまり変動はないので、毎月の平均は変わらないですが、夏場は季節の要因が加わるということです。


◇飯村:米国や欧州の市場に進出するお考えはありますでしょうか?

◇萩尾:海外の方、特に太平洋圏の方はMt.Fujiはよく知っていますので、富士山の水でないと厳しいかなと思っています。人口でいえば東南アジアと中国に大きな市場がありますので、世界というよりは日本市場のシェアと取ることと、少しずつ海外もやっていくという考えです。シンガポールと台湾は既にやっています。

◇飯村:株主還元策についてお聞かせください。

◇萩尾:今は赤字なので株主還元できないですが、基本的には配当を考えています。海外の優良企業はとにかく配当しており、1株当たりの利益をどのように株主に還元するのか考えることが上場企業であれば仕事だと思っています。配当を増やしていくことが最終的な目標だと考えています。



なお、
個人投資家セミナーの詳しい内容についてはフィスコIRのサイトにて動画が公開となりましたので、そちらを是非ご覧ください♪

《MW》

 提供:フィスコ

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