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2487 CDG

東証S
1,301円
前日比
+12
+0.93%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.5 1.20 1.77 5.33
時価総額 81.2億円
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CDG<2487>---先行投資で長期的な成長へ。自己資本比率は60% 超と高い財務健全性も魅力


ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』8月4日放送において、CDG<2487>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 三井 智映子)

Q、どういった会社でしょうか。

CDG<2487> は企業の販促用グッズの企画・製造販売、POPやWebなども駆使した総合セールスプロモーションのソリューションカンパニー。2016年5月にJASDAQ市場から、東証2部に市場変更となっています。

Q、CDGの事業内容について詳しく聞かせて下さい。

CDGグループは、CDGと連結子会社3社(ポケットティッシュ製造子会社、ゴールドボンド、米販売子会社)で構成されています。事業としては、企業が販売活動として行うセールスプロモーション活動の中で使用する販促用グッズの企画及び製造・販売を主にマーケティン支援事業を展開しており、取引先は約2,000社に上ります。
企業のセールスプロモーション活動とは、企業が売上高目標達成やマーケットシェア向上を目的に、消費者の購入を促進するための販促グッズの配布、特定期間に実施する販売キャンペーンなど、商品の売り上げに直結するような販売促進活動のことです。

社名のCDGの由来は元々の会社名である「クリエイト (Create)」と、「顧客に夢を提供する (Dream)」、「グローバル企業に成長する(Global)」の3つの頭文字を採ったものです。

Q、足元の業績はいかがでしょう。

2016年3月期の業績は、売上高が前期比3.1% 減の106億5百万円、 経常利益が前期比15.1% 減の6億7千4百万円とでした。主力市場の1つである製薬業界向けにおいて、医薬品分野で使用するプロモーショングッズの取扱いに関するルールが改定(2015年7月)された影響で、医療品分野の販売が前期比で6億円程度落ち込んだことが影響しています。業種別売上動向を見ると、薬品・医療用品や自動車、流通・小売など主力業種がいずれも前期比2ケタ減となるなかで、化粧品・トイレタリー向けが2.1倍増と急拡大したほか、情報通信向けも13% 増と好調に推移しました。

Q、中長期的な見通しについても教えてください。

2017年3月期は売上高が前期比 3.7% 増の110億円、経常利益が前期比18.5% 減の5億5千万円と増収減益を見込んでいます。製薬業界向けが今期も約3億円の減収要因となるものの、 化粧品業界や不動産・住宅業界向けの伸びが見込まれ、売上高は2期振りに増収に転じる見通しです。利益面では、事業規模拡大に向けて東京本社の増床を実施したことや人件費の増加など、先行投資負担が嵩むことが減益要因となります。2018年3月期以降はこうした先行投資の効果により、増収増益基調に転じるものと予想されます。

経営指標を見ると、経営の安全性を示す指標では流動比率で300% を超えているほか 自 己資本比率も60% を超えており、有利子負債もないことから、財務の健全性は高いと判断されます。また、収益性に関してみれば、ROA、ROEともに10% 前後で推移し、営業利益率も6% 台に低下したとはいえ、ここ数年安定して推移していることから、収益の安定性の高さが評価できるでしょう。
無借金経営で財務体質は良好であり、シナジーが見込める案件についてはM&Aなどを検討しています。

Q、配当性向についても教えてください。

株主還元策として、配当性向に関しては30% を基本水準として安定的かつ継続的な配当 成長を目指していく方針で、2017年3月期は1株当たり26.00 円(配当性向 42.5%)を予定 しています。また、株主優待制度として、9月末に100株以上保有している株主は高級ボックスティッシュ20箱がもらえます。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TN》

 提供:フィスコ

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