ティア Research Memo(8):経営指標が着実に改善して財務体質が強化
■決算動向
(3)ティア<2485>の財務状況について
第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比139百万円増加の10,276百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現預金の増加(+117百万円)を主因に前期末比132百万円増加し、固定資産は既存会館の改装等により同7百万円増加した。
一方、負債は有利子負債の減少(?218百万円)を主因に前期末比268百万円減少の4,898百万円となった。また、純資産は利益剰余金の増加(+407百万円)を主因に、同407百万円増加の5,377百万円となった。
経営指標を見ると、有利子負債の削減が進んでおり、自己資本比率や有利子負債比率など安全性を示す経営指標が着実に改善して、財務体質が強化されていると言える。同社では、中長期的に店舗数を200店舗まで拡大していく目標を掲げており、そのなかでM&Aも経営の選択肢として検討を行っている。そのため、当面は財務基盤の強化に注力していく考えで、経営指標としては自己資本比率で50%の水準を維持していく方針を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
提供:フィスコ