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2016年01月05日16時07分

翻訳センター Research Memo(5):中計では売上高で110億円、営業利益で7.5億円が目標


■成長戦略

(1)第三次中期経営計画の初年度

今期は第三次中期経営計画の初年度にあたる。本中計では2018年3月期に、売上高で11,000百万円(2015年3月期比で1.20倍)、営業利益で750百万円(同1.49倍)、親会社株主に帰属する当期純利益で450百万円(同1.59倍)を目指す。重点施策として、a)顧客満足度向上のための分野特化戦略の更なる推進、b)ビジネスプロセスの最適化による生産性向上、c)ランゲージサービスにおけるグループシナジーの最大化の3つを推進しており、施策が具体化してきている。

(2)顧客満足度向上のための分野特化戦略の更なる推進

エリア別(東京、大阪、名古屋)が基本だった翻訳事業の組織体制を、2015年4月に4専門分野(特許、医薬、工業・ローカライゼーション、金融・法務)別の組織に変更した。営業面や制作面で、より専門性の高いサービスを行い、顧客満足度の向上を狙っている。これにより具体的な成功例が出始めており、医薬分野では、東京の顧客企業において「副作用報告作成業務のアウトソーシング化」を受託した経験を生かして、今年4月より大阪の顧客企業にも展開、導入が開始された。工業・ローカライゼーション分野では、今年10月に日本語マニュアル作成に強いユースエンジニアリング株式会社と業務提携契約を締結し、マニュアル制作からそのマニュアルの多言語翻訳までをワンストップで制作できる体制を整えた。いずれの事例も分野ならではのニーズに対応するもので、顧客満足度向上が期待できる。

(3)ビジネスプロセスの最適化による生産性向上

第三次中期経営計画では、ICTを積極導入し、蓄積された情報資産を活用して業務フローを改善し、専門性の高度化と生産性の向上の両立を図る方針だ。まず、翻訳支援ツール活用により用語や表現のブレをなくし品質を向上させる取り組みが進捗している。前年同期に41.9%だった導入率は、当第2四半期に51.3%まで上がった。更に、基幹業務統合システム「SOLA」を2015年7月に改修。いずれの取り組みも生産性の向上を目的としており、今後売上原価・販管費の削減やリピート率アップなどへの具体的なインパクトが注目される。

(4)ランゲージサービスにおけるグループシナジーの最大化

2015年4月、増加するインバウンド需要に対応するために、多言語コンタクトセンター事業を行うランゲージワン(本社:東京都渋谷区代々木)が設立された。翻訳センター<2483>(49%出資)とコールセンター事業を行うキューアンドエー(株)(51%出資)の強みを融合した合弁会社であり、24時間365日、7ヶ国語(英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ロシア語)に対応できる点が特長だ。既に、鉄道会社(お客様センターへの外国語問合せ通訳)、官公庁・自治体(職員向け外国語通訳窓口)、医療(窓口対応での外国語通訳)、通信会社(通信商材の外国語ヘルプデスク)、企業(グローバルIT外国語ヘルプデスク、外国語メールの翻訳)などでの実績がある。2015年10月には単月黒字化を達成し、滑り出しは順調である。業績への影響は現在のところ軽微ではあるが、通期での黒字を見込む来期以降の当期純利益の加算(持分法適用関連会社のため)に期待したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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