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2475 WDBホールディングス

東証P
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.1 1.48 3.31 92.00
時価総額 439億円
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決算発表予定日

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決算先取り、19年3月期“大幅増益”期待リスト〔第1弾〕 <成長株特集>

 本特集では、今月下旬から本格化する3月期決算企業の本決算発表を前に、19年3月期に大幅増益が期待される銘柄を探ってみた(4月12日現在)。

 今回は第1弾として、時価総額500億円以上の銘柄を対象に、(1)18年3月期に2期以上連続で「5%増収・10%経常増益」を見込む、(2)直近3ヵ月の17年10-12月期に売上高と経常利益が連続で前年同期を上回って着地、といった条件を満たした29社を選び出し、18年3月期の増益率が高い順に記した。通期に連続2ケタ増益を見込み、四半期ベースでも増収増益が続く企業は今後も安定成長する可能性が高いとみられ、次期も好業績が期待できる有力候補として注目していいだろう。

 増益率トップとなったのは無添加化粧品や健康食品の製造・販売を手掛けるファンケル <4921> 。同社は2013年3月期に上場来初の最終赤字に陥ったが、15年から「広告先行成長戦略」を実施し業績はV字回復、18年3月期の売上高は1075億円と11年ぶりに過去最高を更新する見通しだ。広告効果やインバウンド需要を背景に化粧品の販売が好調なうえ、サプリメントも2ケタ増収を見込んでいる。また、新たに策定した中期経営計画では海外展開を成長ドライバーとし、21年3月期に営業利益126億円(18年3月期計画は77億円)と21年ぶりの最高益更新を狙う。

 2位のブイ・テクノロジー <7717> は中国をはじめとするパネルメーカー向けに液晶・有機ELディスプレー製造・検査装置の販売が絶好調だ。18年3月期は経常利益が前期比2.2倍の119億円、配当は同2.3倍の270円を計画する。今年に入ってから3ヵ月連続で100億円超の大口受注を獲得しており、19年3月期も高成長の持続が有望視される。

 4位は建機用油圧フィルターで世界シェアトップのヤマシンフィルタ <6240> 。国内や中国・東南アジア、北米向けに建機用フィルターの販売が好調に推移している。中国では習近平国家主席が打ち出した「一帯一路」構想に伴うインフラ投資の拡大などを背景に、今後も建設機械需要の増加が継続するとみられ有望ターゲットに据える。中期的には既存事業の拡大に加え、水処理や空気清浄といった新事業領域への参入を視野にさらなる成長を目指す。

 5位のMARUWA <5344> は半導体向けセラミック部品の販売拡大が続いており、18年3月期は売上高が前期比18.1%増の380億円、経常利益が同78.8%増の89億円といずれも過去最高を見込む。半導体需要は、スマートフォン向けは減速が見込まれるものの、データセンター向けメモリーや自動車分野、IoT関連などは拡大基調が続くと予想される。同社のほか、半導体製造装置関連部品が好調な10位の日本バルカー工業 <7995> 、11位のフェローテックホールディングス <6890> [JQ]は次期も成長余地が大きそうだ。

 8位のUTグループ <2146> [JQ]は主力の製造業向け人材派遣や請負業務の増勢が続く。足元では活況な半導体・電子部品分野や単価の高い完成車メーカーとの取引が拡大している。人手不足の長期化や働き方改革の進展を追い風に、求人サイトを運営する12位のエン・ジャパン <4849> [JQ]、技術者派遣を手掛ける29位のWDBホールディングス <2475> も高成長が続くことが期待される。また、働き方改革関連では福利厚生代行を展開する23位のリログループ <8876> に注目したい。

※4月15日(日)19時30分に、時価総額500億円未満の銘柄を対象とする【第2弾】を配信します。ご期待ください。

            ┌ 経常利益 ┐   ┌ 売上高 ┐   増収増益 予想
コード 銘柄名    増益率 18年3月期 増収率 18年3月期 連続期数  PER
<4921> ファンケル    229   7850  11.6  107500    2  48.1
<7717> Vテク      120   11900  45.5   66000    4  19.1
<3932> アカツキ     117   10000  81.9   21000    3  12.5
<6240> ヤマシン―F  84.2   1720  24.9   12500    2  78.4
<5344> MARUWA  78.8   8900  18.1   38000    2  17.8
<2612> かどや製油   51.1   5100   7.3   30600    3  17.0
<6222> 島精機     49.4   15000  16.9   73000    2  25.1
<2146> UT      46.7   4900  42.4   82000    5  41.2
<7575> 日本ライフL  36.2   10908  14.2   42466    5  30.1
<7995> バルカー    32.3   5200   6.6   46500    2  15.9

<6890> フェローテク  32.2   7500  15.1   85000    4  22.4
<4849> エンジャパン  31.4   9000  24.5   39500    5  44.1
<6145> 日特エンジ   30.3   3900  20.3   28000    2  24.2
<6407> CKD     25.9   12300  22.0  114700    2  16.3
<2127> 日本M&A   24.6   11300  25.9   24000    8  74.3
<2398> ツクイ     23.9   4802  12.2   82242    2  21.8
<1417> ミライトHD  22.8   13000   9.4  310000    2  16.9
<3923> ラクス     21.0   1176  22.7   6050    3  97.8
<3092> スタートトゥ  21.0   32000  30.9  100000    15  42.4
<2222> 寿スピリッツ  20.6   4700  12.9   36740    3  49.8

<4922> コーセー    18.0   46700  12.5  300000    5  45.1
<2413> エムスリー   16.2   29000  15.2   90000    16  80.1 *
<8876> リログループ  15.9   16500  10.2  226000    5  39.8
<7780> メニコン    14.4   4616   7.2   77247    3  32.3
<8934> サンフロ不   12.4   10000  23.8   50000    7  8.5
<3107> ダイワボウ   11.4   14000   6.0  654600    2  9.4
<7259> アイシン    10.4  262000   8.3  3860000    2  12.2
<3844> コムチュア   10.2   1700  10.1   15300    3  51.8
<2475> WDB     10.0   3759  14.9   37560    2  25.5

※売上高、経常利益の単位は百万円。増益率、増収率は前年同期に比べた増加率、単位は%。増収増益連続期数は「5%増収・10%増益」の連続回数。
※「*」:エムスリーの連続増収増益期数は14年3月期から採用した国際会計基準(IFRS)以前の日本会計基準による決算を含めた期数です。

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