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JBR Research Memo(4):提携企業と設立した合弁会社の顧客に対してサービスを提供する企業提携事業


■事業概要

(3)企業提携事業

企業提携事業は、包括提携事業とコールセンター受託事業とに分けられる。包括提携事業とは、提携企業と設立した合弁会社の顧客に対して生活トラブル解決サービスを行っている。セコム<9735>とは「高機能防犯性ガラスの取り付け施工事業」をセコムウィン(株)(出資比率33.3%)で展開している。また、従来LIXIL<5938>と合弁会社である(株)水の救急車で行っていた「水まわりサービス事業」については、2015年10月に本体に吸収合併している。

包括提携事業の収益モデルは、作業代金の100%を売上高に計上し、原則として80%程度を外注費として加盟店・協力店に支払っている。各作業の標準的な価格は、一般ガラス割替が約2万円、トイレの詰まり除去が約1.1万円などとなっている。

一方、コールセンター受託事業とは、提携法人顧客に対するコールセンター代行サービス、及びカスタマーサポート代行業務の受託サービスとなる。受託契約先の顧客からの入電をジャパンベストレスキューシステム<2453>のコールセンターで代行して受け付け、必要であれば加盟店・協力店に出動要請の手配を行っている。不動産賃貸業やサービス、セキュリティ関連業など様々な業態の企業で生活トラブル解決サービスが提供されているが、入電・受付から出動要請までの業務を受託する格好となっている。2016年3月末の提携先企業数は253社となっている。

コールセンター受託事業の収益モデルは、受託企業先から毎月定額で徴収する委託料を売上高と計上するほか、作業代金の100%を売上高として計上している。作業代金については受託企業から100%回収し、80%を加盟店・協力店に外注費として支払っている。

(4)加盟店事業

加盟店事業では、現場に出動しサービスを提供する加盟店・協力店の開発、及び管理業務を行っている。また、「生活救急グループ」ブランド全体としての受注拡大のために加盟店より一部費用負担を受けて、プロモーション業務なども行っている。同社のグループの中ではマーケティング事業としての位置付けとなるため、損益上では赤字構造となっている。

(5)少額短期保険事業

連結子会社となるジャパン少額短期保険会社(株)の事業となる。主に賃貸住宅入居者向けに家財を補償する「新すまいRoom保険」や、自転車事故に備える保険「ちゃりぽ」などを提供している。賃貸住宅会社では入居者が賃貸契約する際に契約する「安心入居サポート」と同時に薦めることができるため、シナジー効果は大きく2008年10月に同社を買収して以降、順調に売上高を拡大している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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