ベネ・ワン Research Memo（6）：ROE、ROAとも20%超の高収益経営

■業績動向

2. 財務状況と経営指標
(1) 連結貸借対照表及び経営指標
ベネフィット・ワン<2412>の2017年3月期末の総資産は、26,779百万円と前期末比4,776百万円増加した。流動資産は、現金及び預金と棚卸資産が増加したことで、同4,086百万円増えた。固定資産は、投資有価証券が615百万円増え、690百万円の増加となった。増配により配当金の支払いが増えたが、親会社株主に帰属する当期純利益の増加により純資産が増えた。

自己資本比率は前期末比0.9ポイント増の54.8%に上昇した。経営の総合指標となるROE（自己資本当期純利益率）は前期の23.2%から29.1%へ、ROA（総資産経常利益率）は同20.3%から23.5%へ良化した。ROEとROAのいずれも20%を超える、バランスのとれた高収益経営を実現している。

(2) キャッシュ・フロー計算書
2017年3月期における現金及び現金同等物の期末残高は、前期比3,633百万円増加し、11,896百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは、大幅な増益のおかげで5,765万円のプラスとなった。投資活動及び財務活動によるキャッシュ・フローは、それぞれ906百万円と1,214百万円のマイナスであった。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　瀬川　健）

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