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エイジア Research Memo(5):財務状況は良好で、収益性も高水準を安定してキープ


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
エイジア<2352>の2017年3月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比99百万円増加の1,505百万円となった。主な増減要因としては、流動資産では現金及び預金が51百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が54百万円増加した。また、固定資産では有形固定資産が32百万円、無形固定資産が48百万円増加し、投資その他の資産が16百万円それぞれ増加した。

一方、負債は前期末比48百万円増加の299百万円となった。流動負債で前受収益が18百万円、賞与引当金が6百万円増加したほか、固定負債では長期前受収益が8百万円増加し、新たに株式給付引当金が9百万円発生した。純資産は、前期末比51百万円増加の1,206百万円となった。自己株式の取得197百万円、剰余金の配当で36百万円の減少要因となったが、親会社株主に帰属する当期純利益176百万円を計上したほか、自己株式の処分119百万円を実施したことによる。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は79.7%と前期末比で1.6ポイント低下したが、80%前後の高水準を継続しており、有利子負債もないことから財務の健全性は高いと判断される。また、収益性についてはROEで15.1%、営業利益率で21.6%といずれも2ケタ台で高水準を維持している。同社の収益の大半がストック型の収益で占められていることが、安定して高い収益性を維持している要因と考えられる。なお、同社は発行済株式総数の10.5%を自己株式として保有しているが、同株式については今後M&Aを実施する際などに活用していくことを考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《MW》

 提供:フィスコ

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