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スカラ Research Memo(7):ソフトブレーンの連結化により総資産が増加するも、財務の健全性は維持


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
スカラ<4845>の2016年12月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比6,390百万円増加の16,024百万円となった。主な変動要因はソフトブレーンを連結子会社化したことによるものとなっている。流動資産では、現預金で1,362百万円、営業債権及びその他債権で1,464百万円増加した。また、非流動資産ではソフトブレーンの子会社化に伴い、のれんが5,569百万円増加した一方で、エイジア<2352>の株式売却に伴い持分法で会計処理されていた投資2,800百万円が減少した。

負債は前期末比1,566百万円増加の7,287百万円となった。主な変動要因は有利子負債が2,055百万円増加し、営業債務及びその他の債務が635百万円減少した。また、資本は前期末比4,823百万円増加の8,736百万円となった。主な変動要因は親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上により2,921百万円増加したほか、非支配持分が2,006百万円増加した。

経営指標を見ると、有利子負債が増加したもののM&Aの効果により自己資本が前期末から2,816百万円増加したことで、自己資本比率が40.6%から42.0%に、有利子負債比率が84.3%から79.6%にそれぞれ改善し、財務状況は健全な状態にあると判断される。ただ、総資産の約38%はのれん(6,108百万円)で占められており、その大半を占めるソフトブレーンの収益が今後悪化した場合には、減損処理による財務体質悪化のリスクがある点には留意する必要がある。有利子負債に関して今後は、徐々に削減していく考えを示している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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