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<動意株・2日>(大引け)=MCJ、KIMOTO、カンダなど

 MCJ<6670>=後場に入って急伸し、昨年来高値更新。同社はきょう正午に、期末一括配当を従来計画から5円62銭増額し、33円75銭にすると発表。株主還元の強化を目的に、配当性向の基準を「25%以上」から「30%以上」に引き上げたことが理由で、これが好感されているようだ。あわせて発表した18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算は、売上高が900億5000万円(前年同期比15.4%増)、営業利益が59億8300万円(同1.9%増)で着地。高付加価値品や特化型製品の好調に加え、知名度向上策などの各種取り組みの効果で、主力のパソコン関連事業が伸びたことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

 KIMOTO<7908>=急騰し昨年来高値を更新。好決算発表を受けて1月30日にマドを開けて急騰した後も投機資金の攻勢は緩まず、上値指向の強い展開を続けている。液晶向けなど特殊フィルムのトップメーカーで、あらゆるものをオンライン化するIoT時代の到来に伴い、高付加価値製品が好調で利益を押し上げている。17年4~12月期は売上高が114億2600万円(前年同期比0.6%減)と微減ながら、営業利益は6億5900万円(同5.1倍)と高い伸びをみせた。通期営業利益予想の6億円(前期比2.8倍)を第3四半期時点で超過しており、見直し機運が一気に高まっている。

 カンダホールディングス<9059>=急反発し、上場来高値を更新。同社は1日取引終了後に、18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は16億6500万円(前年同期比18.5%増)となり、通期計画19億円に対する進捗率は87.6%に達した。売上高は308億4100万円(同3.5%増)で着地。主力の物流センター業務代行や流通加工業務に注力したことが奏功したほか、昨年3月に中村エンタープライズを子会社した効果、前期に計上した既存物流施設の大規模修繕費用が減少したことなども寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

 メドレックス<4586>=ストップ高。同社は経皮吸収型製剤の技術で優位性を持つ創薬ベンチャー。1日取引終了後に、オキシコドン(中枢性鎮痛薬)テープ剤「MRX-1OXT」の米国における第1相臨床試験の結果が良好だったことを発表した。加えて、「テープ剤の新規な組成物」について米国特許査定の通知を受けた。これが、株価を強く刺激する格好となっている。

 シミックホールディングス<2309>=急騰し昨年来高値を更新。時価は13年5月以来4年9カ月ぶりの高値圏にある。製薬会社向けに臨床試験支援を行うが受託事業が好調に推移し業績を押し上げている。同社は1日取引終了後、18年9月期の第1四半期(17年10~12月)連結決算を発表。売上高は166億3700万円(前年同期比8.1%増)と増収を確保し、営業利益は10億1300万円(同2倍)、最終利益は5億4400万円(同2.7倍)と高い伸びを示した。これを手掛かりに短期資金の流入を誘っている。

 システナ<2317>=ストップ高で、昨年来高値を更新。同社は1日取引終了後に、18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は37億1500万円(前年同期比41.0%増)となり、通期計画44億400万円に対する進捗率は84.4%に達した。また、期末配当を従来計画比4円増額の25円とする方針を示したことも好材料視されているようだ。売上高は389億600万円(同16.8%増)で着地。IoT関連の開発引き合いが旺盛なことを背景にソリューションデザイン事業が伸長したほか、クラウドと絡めたモバイル端末のリプレース案件の増大などでソリューション営業事業も好調だった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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