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2281 プリマハム

東証P
2,265円
前日比
-62
-2.66%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.0 0.97 2.87 82.00
時価総額 1,144億円
比較される銘柄
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有賀泰夫の有望株リサーチ


●プリマハム <2281>
―波乱で光る“安心株”、来期大幅増益も―

 久しぶりにプリマハム <2281> に注目してみたいと思います。ここ数年繰り返し取り上げてきましたが、毎回、順調に儲かってきました。前回は去年の8月22日でした。

 同社は業界4位の企業でしたが、ここ数年で急成長し、今や3位であり、しかもハム・ソーセージの収益性では実は業界トップになっています。この10年で業績は様変わりしましたが、急速に変化したため、大手証券のアナリストはカバーできていませんでした。

 前回は昨年8月に、600円台半ばで、13週移動平均線まで下がってきたタイミングで取り上げ、12月には900円に手が届きそうなところまで上がりました。これはいよいよ大手証券のアナリストがカバーし始めたことによるものでした。

 ところが、第2四半期、第3四半期とともにおよそ20%減益となり、すっかり人気が離散し、今では26週移動平均も大きく割って、8月の値段さえ下回っています。しかし、第2四半期、第3四半期の業績悪化はイレギュラーなもので、来期にはその分も利益に上乗せになります。引き続きハム・ソーセージ 市場ではシェアが拡大し、しかも収益も拡大していますので、来期には大幅増益となる可能性があります。

 市場は海外の波乱、円高で危うい雰囲気になってきましたが、こんな時には不況にも強く、円高にも強い食品株の中から、好業績の割安株を買うのが一番安心できます。同社はそんな株の筆頭でしょう。

(3月27日 記)

有賀泰夫(ありがやすお)
H&Lリサーチ代表。新日本証券(現みずほ証券)に入社後、アナリストとしてクレディ・リヨネ証券に転職。現三菱UFJモルガンスタンレー証券を経て、09年4月に独立して、H&Lリサーチを設立。ファンド向けアドバイスなどを行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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