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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2264 森永乳業

東証P
3,056.0円
前日比
-3.0
-0.10%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
4.3 0.96 1.96 3.78
時価総額 2,811億円
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決算発表予定日

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清水洋介氏【年初来高値更新! 上昇相場は再び加速するか】(2) <相場観特集>


―12月相場は好発進、フシ目の2万3500円ライン突破―

 名実ともに12月相場入りとなった2日の東京株式市場は、前週末の米株安をものともせずリスク選好の地合いとなり、フシ目の2万3500円ラインを終値でクリアしてきた。ここから一段の上昇に期待が高まる一方、目先強弱観対立で上値が重くなることへの警戒感もくすぶる。投資家はどういったスタンスで臨むべき局面か。市場第一線で活躍する識者に年末のマーケット展望及び物色の方向性を聞いた。

●「日経平均は高値圏で利益確定売りも」

清水洋介氏(Argo Navis フィナンシャルコンシェルジュ)

 日経平均株価は年初来高値圏に浮上してきた。しかし、株価にはある程度の好材料はすでに織り込まれており、この先、利益確定売りに上値を抑えられる可能性はあると思う。

 空売りが膨らんでいることから、状況次第では2万4000円近くまで値を上げる局面もあるかもしれないが、一時的で滞留期間は短いだろう。今後1ヵ月程度の日経平均の予想レンジは2万2500~2万4000円前後を見込む。中心となる価格帯は2万3000~2万3500円だろう。

 中国製造業景況感指数(PMI)などが回復しているが、これは景況感というソフトデータによるものであり、実際に景気が回復していることとは異なる。また、米中通商協議の行方が注目を集めており、今月15日の米国による対中国への第4次関税引き上げは延期される可能性はある。しかし、完全な手打ちとはいかないだろう。香港デモと米国による「香港人権法」の成立は、米国と中国の歩み寄りを難しくしている面はあると思う。

 12月の日経平均は調整色を濃くした昨年と同様に、今年も軟調な地合いとなる可能性があるとみている。

 こうしたなか、個別銘柄では低PER株に投資妙味があるとみている。森永乳業 <2264> や日本水産 <1332> 、三菱商事 <8058> 、みずほフィナンシャルグループ <8411> といった銘柄に注目したい。

(聞き手・岡里英幸)

<プロフィール>(しみず・ようすけ)
大手証券会社に入社後、外資系証券会社、外資系オンライン証券会社などを経て、証券アナリスト、テクニカル分析の第一人者として、「チャートの先生」「ストラテジスト」の役割でテレビのレギュラー出演や雑誌の連載などで活躍。現役ディーラーとしても日々相場と対峙している。10年以上続いているメールマガジン「日々是相場」や投資に関しての講演などを行っている。2014年5月株式スクール開校、証券投資の本質、株式投資の楽しさを啓蒙している。

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