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2226 湖池屋

東証S
4,535円
前日比
-165
-3.51%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
24.2 2.90 1.10 5.36
時価総額 484億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 迫る米大統領選、「後出しジャンケン」で臨む!


「迫る米大統領選、「後出しジャンケン」で臨む!」

●トランプ・リスクに脅えるマーケット

 米大統領選挙直前になっての東京市場の波乱。正直対応が難しい。

 なぜこんなことに? もちろん選挙までに日が迫った段階で、クリントン候補有利の情勢が一転、トランプ候補勝利の可能性が高まったとの見方が多くなっているからだ。

 日本から見ている限り、やや信じがたい観測ではある。しかし、投票するのは米国の有権者たち。それに直近実施の世論調査を見る限り、確かにトランプ候補の支持率がクリントン候補のそれを1ポイント上回ったりしている。

 米国の大統領選挙の場合、大事なのは大統領選挙人(代理人)の数をどれだけ獲得したかである。

 この大事な人数が、いまのところクリントン候補がトランプ候補を圧倒的に上回っているため、実際の選挙でも彼女が勝利する確率が高そうなのだが、市場はトランプ候補の逆転勝利を恐れて積極的な買いを見合わせているのが実際だ。

 このような局面での投資作戦としては、これは好ましい。大統領選挙の正確な予想は、神ならぬ身には不可能なため、結果が明らかになるまで動かない。

 これは良策だ。それでなくても、私は大きなイベントを直前にした時には、

 「後出しジャンケン」

 をお勧めしている。要するに結果が出るのを待って動けばそれでよい、という考えだ。株式投資では先見力が重視される。そのため、大きなイベントについても先見力を発揮し、結果の正しい予想が求められがちだ。

 しかし、それはまったく無駄とまではいわないが、ほとんど効果はない。結果が出てから動いてもさほどの違いはないからだ。

 米大統領選挙についても同じであり、ここはどちらが勝っても構わないように備える。これが大事になる。

●一段安あれば急落株の仕込みも

 具体的には、トランプ候補勝利で為替が現状よりも一段とドル安円高となった場合に備え、このところ上がっていた輸出関連株があるのならば用心のために売っておきたい。

 それともう一つ。資金に余裕があるなら、選挙前にトランプ優勢観測で日経平均株価が一段安になった場合、急落した株を拾っておく。これも後日の成功確率が高く、ぜひ実施したい。

 このような状況下、注目したいのは次のような銘柄になる。まずは日ロ関係の改善が進む方向にあることから、水産最大手のマルハニチロ <1333> になる。株価はゆるやかに浮上を続け、高値圏でのさらなる堅実高が見込める。世界首位のPOSなど流通端末機器の大手メーカーながら人気は高いとはいえない東芝テック <6588> も、現在の反落局面は拾っておきたいところだ。

 同じく反落直後ながら、主力製品の水溶性樹脂ポバールの好需要が続くクラレ <3405> も押し目からの反発を見逃さないようにしたい。新興市場にも目を向けると、カラムーチョなどで知られる湖池屋 <2226> [JQ]が魅力的だ。

2016年11月4日 記

株探ニュース

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