モロゾフは４日続落、第３四半期営業赤字転落を嫌気

　モロゾフ<2217>は４日続落している。４日の取引終了後に発表した第３四半期累計（２～１０月）単独決算が、売上高１５７億４４００万円（前年同期比１６．１％減）、営業損益７億７７００万円の赤字（前年同期４０００万円の黒字）、最終損益６億３２００万円の赤字（同２６００万円の赤字）と大幅減益となったことが嫌気されている。

　４月に緊急事態宣言に伴う百貨店や駅ビルなどの商業施設の休業や時間短縮、不要不急の外出抑制などが実施されたことや、７月以降に新型コロナが再拡大したことが響いた。また、生産高の減少に伴い原価率が悪化したことも影響した。

　同時に、未定としていた２１年１月期通期業績予想を発表しており、売上高２５５億円（前期比１３．６％減）、営業利益２億５０００万円（同８５．１％減）、純利益１０００万円（同９９．１％減）を見込む。また、同じく未定としていた期末配当を４０円にするとあわせて発表しており、年間配当は前期比６０円減の４０円となる予定だ。

出所：MINKABU PRESS