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2201 森永製菓

東証P
2,559.0円
前日比
-19.0
-0.74%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.3 1.82 2.15 3.81
時価総額 2,373億円
比較される銘柄
明治HD, 
グリコ, 
森永乳
決算発表予定日

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<話題の焦点>=美容ドリンク、アンチエイジング志向の高まりで市場拡大

 大手有名メーカーの相次ぐ本格参入によって、“美容ドリンク”の市場が順調な拡大をみせている。美容ドリンクは、女性をメーンターゲットとし、美肌などの美容効果が期待できる清涼飲料、薬系栄養ドリンクのことを指す。個人消費全般が伸び悩むなかにあっても、アンチエイジングなど美容志向の高まりと、商品の多様化などにより今後も成長が期待される分野だ。

美容ドリンクは、主要成分であるコラーゲンやヒアルロン酸など美容効果への認知度が高まり、高品質(高付加価値)タイプの商品を中心に順調な拡大をみせている。市場規模について明確な統計はないものの、業界推計では足もとで年商1500億円程度とされている。

 花王<4452>は、これまで販売先を百貨店などに限定していた美容ドリンク「SOFINAiP クロロゲン酸飲料」を1月24日から、全国のスーパーマーケットや一部ドラッグストアなどに拡大した。赤道付近のさまざまな環境ストレスに耐える生命力を持った「コーヒー生豆」に含まれる「クロロゲン酸(植物ポリフェノール)」に着目し、独自の方法で抽出したもの。カフェインなどを取り除いた、高純質の「クロロゲン酸」を配合し、栄養成分を体内に運ぶことで、疲れやストレスなどで低下しがちな美の活力にはたらきかけるというもの。

エーザイ<4523>は、同社初の機能性表示食品の「チョコラBBリッチセラミド」を16年10月17日から全国のドラッグストア、コンビニエンスストアなどで本格発売している。この商品は、コメ由来のグルコシルセラミドを配合した日本で初めてのドリンクタイプの機能性表示食品。セラミドは肌の表皮の角質層の中に存在する成分で、角質内の細胞と細胞の間を満たし、肌の水分が外に逃げるのを抑え、紫外線などの外部刺激から肌を守る役割を果たしている。セラミドは加齢とともに減少するため、適度に補充することが肌の乾燥対策では重要という。

このほかに、富士フイルムホールディングス <4901>は、同社が独自に開発した高純度の低分子コラーゲン「ピュアコラーゲン」1万ミリグラムと、シジミに含まれる話題の美容成分オルニチン400ミリグラム、ビタミンC、セラミドなどの美容成分もバランス良く配合し、トータル・コラーゲンケアをサポートする「アスタリフト ドリンク ピュアコラーゲン10000」を販売。資生堂<4911>は、同社が長年培った独自技術力で生成した美容特許成分(コケモモ+アムラ果実)に、低分子フィッシュコラーゲンや、ヒアルロン酸、セラミド、美容ビタミンなど、はりのある美しい肌の修復に役立つ成分を厳選配合した「ザ・コラーゲン」ドリンクを手掛けている。森永製菓<2201>は、パッションフルーツ種子に含まれるポリフェノールの一種“ピセアタンノール”について世界で初めて有用成分の抽出に成功。独自のポリフェノール素材として「パセノール」と名付け、クエン酸やリンゴ酸を含む果実酢(りんご酢)、必須アミノ酸を豊富に含むローヤルゼリーも配合した「パセノール ドリンク」を販売している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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