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<動意株・28日>(前引け)=モリテック、テラ、中発条

 モリテック スチール<5986>=急動意。一時ストップ高にあと4円に迫る76円高の520円まで買われる人気となった。売買高も急増し、午前11時現在で300万株を超える商いをこなしている。自動車向け板金加工の大手だが、独自の技術力を生かし業界初となる「無接点方式」のケーブル巻取り型充電スタンドを手掛けていることで電気自動車(EV)関連の一角として思惑人気を集めやすい。前日に産経新聞が「EV普及に向け、政府が2030年までに急速充電器を国内で3万基設置する目標を掲げることが27日、分かった」と報じており、これが同社の株価を強く刺激する格好となった。世界的なEVシフトの動きが加速するなか、菅政権も新たな成長戦略の骨子として脱ガソリン車のインフラ整備に積極姿勢をみせており、株式市場でも関連株は動意含みとなる銘柄が増えている。

 テラ<2191>=急伸。27日の取引終了後、国際的なバイオテクノロジー企業でオーストラリアのBeroni Groupと業務提携に向けた覚書を締結したと発表しており、物色の矛先が向かった。両社は今回の連携により、主に日本や中国を念頭に、テラの樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん免疫細胞療法を中国において開発するため、また、Beroni社のγδT細胞療法を日本で開発するため、日中両国で両社が有する研究開発体制の相乗効果を目指すという。なお、21年12月期業績への影響は軽微としている。

 中央発條<5992>=大幅反発で年初来高値にらむ。同社は27日取引終了後に、5カ年の中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる26年3月期の連結営業利益目標を50億円(21年3月期実績は12億6000万円)としていることが好感されているようだ。連結売上高の目標は1000億円(同746億5500万円)。自動車業界でCASE(コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化)対応が進展するなか、高付加価値化を可能とする新機構製品(モジュール化)の開発や、これまで踏み込めていなかった未開拓の領域においても、自社が得意とする既存技術を応用し、非自動車分野(鉄道、医療、ヘルスケア)での展開も加速させるとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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