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トライSTG Research Memo(3):ダイレクトマーケティング市場は今後も年率1ケタ台の安定成長が続く見通し


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2. ダイレクトマーケティング市場の動向とトライステージ<2178>の強み
一般に「ダイレクトマーケティング」とは、テレビやインターネット等のメディアに電話番号やURL等のコンタクト先を明示し、電話やEメール等で消費者と直接型・対話型のコミュニケーションを取り、商品やサービスを販売するマーケティング手法を指す。いわゆる通信販売である。

2017年の国内通販市場は全体で約9.7兆円と前年比で6%成長になったとみられる。媒体別で見るとECが7.7兆円と全体の8割を占め、次いでカタログ通販が1.2兆円、テレビ通販が5,400億円規模となっている。ここ数年のダイレクトマーケティング市場の推移を見ると、主にEC通販が成長のけん引役となっているが、EC通販の中にはテレビで通販番組を見てWeb経由で注文するケースも一定割合存在するため、実際のテレビ通販市場はもう少し大きい規模になっていると思われる。2018年以降のダイレクトマーケティング市場も、前年比で5%前後の安定成長が続き、うちテレビ通販市場についても市場全体の伸び率よりは低いものの、堅調に推移するものと予想される。

ダイレクトマーケティング支援事業における競合企業は、大手広告代理店から番組制作会社まで様々だが、いずれもテレビ通販のバリューチェーンの一部を提供するにとどまっている。ダイレクトマーケティング支援サービスに関して、商品企画や番組制作などの川上から顧客管理といった川下分野まで総合的に提供できる企業は同社のみであり、ワンストップでサービスを提供できることが同社の最大の強みとなっている。

その他、同社の強みとしては業界トップのテレビ番組放送枠を確保しており、過去から蓄積した膨大なデータの分析に基づき、顧客・商品ごとに最適な放送枠を提供できること、長年培った映像制作実績により商品の特性に応じて「売れる」番組を制作できるノウハウを持つこと、複数のコールセンターと提携して機動的な受注体制を編成することが可能で、消費者の満足度を上げ優良顧客化するノウハウを持つこと、などが挙げられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《MH》

 提供:フィスコ

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