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フリービット<3843>---モバイル事業、 アドテクノロジー事業ともに好調、東証一部指定でさらなる成長へ


 

ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』7月28日放送において、フリービット<3843>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 三井 智映子)

Q、どういった会社でしょうか。

フリービット<3843> は、インターネット・サービスにおけるインフラからコンサルティング、ソリューションなど様々なサービスを法人、個人向けに提供する企業です。

Q、フリービットの事業内容について詳しく聞かせて下さい。

国内外でWiFi ルーターのレンタルを行うグローバルWiFi 事業と、各種通信サービスの加入取次ぎ、移動体通信機器販売、OA機器販売、ホームページ制作等のサービスの提供を行う情報通信サービス事業の2つの事業が主軸となっています。またそれ以外にカタログ販売事業等も行っています。
グループの事業ノウハウを活かしたスマートフォン事業の成長に向け、2015 年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)と戦略的な資本・業務提携を行うとともに、両社の合弁会社であるトーンモバイル(株)において独自のスマートフォン「TONE」を提供するなど、事業の拡大に注力中です。
2007 年3月に、東証マザーズ市場へ上場を行い、現在フリービットと上場子会社2社を含む16社の企業グループを形成するに至り、その業容を拡大、今月20日に東京証券取引所の承認を受け、7月 27 日をもってマザーズ市場から東証一部へ上場部変更しています。

Q、足元の業績はいかがでしょう。

6 月10 日に発表された2016 年4 月期連結業績は、売上高が前期比32.2% 増の28,389百万円、営業利益が前期比52.9% 増の1,902 百万円、当期純利益が前期比46.1% 減の553 百万円となり、売上高、営業利益は過去最高を記録しました。「freebit MVNOPack」を始めとしたモバイル事業とフルスピード<2159> のアドテクノロジー事業が好調に推移したことに加えて、ブロードバンド事業でギガプライズ<3830> の集合住宅向け(マンション) インターネット・サービスが拡大したことによります。なお、当期純利益の減少は前期に繰延税金資産計上等の一時的要因があった反動減によります。

Q、今後の業績見通しはいかがでしょう。

2017 年4 月期業績は、売上高が前期比23.3% 増の35,000 百万円、営業利益が前期比5.1% 増の2,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同54.8% 減の250 百万円と2 ケタ増収、1 ケタ営業増益となるのに対して、純利益は減益を見込む会社計画。営業利益が1 ケタ増にとどまるのは、中期事業方針で掲げた「Health Tech」を中心とする新規事業立上げによる先行費用5 ~ 6 億円を予め織り込んだことによります。また、純利益の大幅減は、前期にあった事業売却益などの一時要因を見込まないことに加えて、業績好調な子会社群の利益増加による法人税等増加とギガプライズとフルスピードの非支配株主に帰属する当期純利益を見込むことが要因となっています。

Q、そのほか注目ポイントはありますでしょうか。

フリービットは、決算発表と同時に2020 年4 月期までの中期事業方針「SiLK VISION 2020」を公表しています。対外的にコミットできるフリービットグループの2020 年4 月期連結業績目標として、売上高500 億円、営業利益50 億円の達成を目指すことを掲げています。その基本方針は、既存事業の「モバイル」、「アドテクノロジー」領域の事業強化による成長と、同社が「SiLKVISION 2016」で掲げた「生活革命」の領域における「Health Tech」、「IoT」、「不動産Tech」の3 つの分野で新規事業を立ち上げ、グループ連携の相乗効果を図ることにより、中長期的に事業拡大を目指します。

また、最近では子会社のドリーム・トレイン・インターネットが、スマホゲーム「ポケモンGO」のデータ通信料を1年間無料にする料金プランを始めると発表し、話題を集めています。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TN》

 提供:フィスコ

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