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2146 UTグループ

東証P
3,325円
前日比
-50
-1.48%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
21.6 5.09 2.80 8.29
時価総額 1,320億円
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決算発表予定日

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UTグループ Research Memo(3):製造派遣事業を主力事業にエンジニア派遣事業も手掛ける


■UTグループ<2146>の事業概要

● 事業内容
同社グループは、純粋持株会社としてグループ会社を統括する同社と、連結子会社10社、その他2社で構成される。手掛ける事業は、製造派遣事業とエンジニア派遣事業の2事業をセグメントとして開示。2017年3月期の事業別売上高構成比は製造派遣事業が86.7%、エンジニア派遣事業13.3%。なお、エンジニア派遣事業は、設計技術者派遣(全売上高に占める割合6.8%)、建設技術者派遣(同3.8%)、ソフトウェア開発技術者派遣(同2.8%)の3つに分かれる。営業利益構成比で見ると、製造派遣事業が79.8%、エンジニア派遣事業が20.2%となり、相対的にエンジニア派遣事業の方が収益性は高いことがわかる。

(1) 製造派遣事業
国内大手製造業を中心に構内作業業務の人材派遣・請負を行う。個別派遣ではなく受託した業務において経験のある社員が組織化して指揮命令系統を確立し、業務単位で業務を遂行する形態である「工程一括型請負」が主体。なお、同社では受託した業務を遂行する社員を技術職社員と呼んでおり、その雇用形態は全国に転勤を伴う正社員(全体の約7割)と契約社員に分かれる。

主要ユーザー業種は半導体、エレクトロニクス、環境エネルギー、自動車、建設建材業界などの製造業企業で、 主要顧客はソニーグループ、パナソニックグループ、東芝<6502>グループなど。連結子会社のUTエイム、UTパベック、(株)タイト・ワーク、UTHP(株)が業務を行う。2017年3月期末時点の取引工場数は472(2016年3月期末456工場)、技術職社員数は14,123人(同10,022人)で、分野別の売上高構成比は、半導体・電子部品分野 50.7%、環境・エネルギー分野14.7%、自動車関連分野18.8%、住宅分野5.8%、その他分野10.0%となっている。

(2) エンジニア派遣事業
ソフトウェア受託開発、機械・電気・電子の設計開発(3次元CADを使った設計業務など)、建設エンジニアの労働者派遣事業などを行っている。ソフトウェア開発関連事業はUTテクノロジーとUTシステムが、機械・電気・電子の設計開発の労働者派遣をUTテクノロジーが行う。また、建設エンジニアの労働者派遣事業はUTコンストラクション(株)が手掛ける。ソフトウェア開発、機械・電気・電子の設計開発の労働者派遣事業の主要顧客は大手電機メーカー。建設エンジニアの労働者派遣事業の顧客はスーパーゼネコンを中心とする大手建設会社などとなっている。エンジニア派遣事業における分野別の売上高構成比は、設計技術者が47.5%、建設技術者が29.3%、ソフトウェア開発技術者が23.2%である。また、2017年3月期末時点の技術者数は1,365人(2016年3月期末904人)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)

《HN》

 提供:フィスコ

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