2146 UTグループ JQ 11:26
880円
前日比
-43 (-4.66%)
比較される銘柄: ワールドHDnmsパソナG
業績: 今期予想
サービス業
単位 100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.2 7.09

銘柄ニュース

戻る
2016年07月15日16時16分

UTグループ Research Memo(3):6期連続の増収・増益を記録、技術職社員数は過去最高の1万人を突破


■業績動向

(1) 2016年3月期連結業績

UTグループ<2146>の2016年3月期連結業績は、売上高が前期比20.8%増の44,050百万円、営業利益は同10.3%増の2,462百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.2%増の1,497百万円と2ケタ増収・増益となり、6期連続して増収・増益を確保した。期末における取引工場数は456工場(前期比18工場増加)、技術職社員数は過去最高の10,926人(内訳は製造派遣10,022人、エンジニア派遣904人)となった。

売上高の増加は、1)月間500人採用体制の構築による技術職社員数の順調な増加、取引工場数の増加などにより製造派遣事業が順調に拡大した、2)既存子会社の成長とM&Aにより子会社化したUTシステムの寄与によりエンジニア派遣事業も70%を超える高い伸びとなったことが要因として挙げられる。売上拡大に伴い売上総利益は前期比29.4%増の8,747百万円となり、売上総利益率は前期の18.5%から19.9%へ1.4ポイント上昇した。利益率の改善は、製造派遣事業において高採算案件の選別受注を行ったことに加えて、利益率の高いエンジニア派遣事業の売上ウエイトが増大したこと、などによる。一方、販管費は同38.8%増の6,284百万円と大幅に増大した。これは、2017年3月期の高いバックオーダー数を考慮して積極的な採用活動を行ったことにより採用費が大幅に増加したことと、M&Aの積極化に備えて金融関係の専門人員を強化したことなどが要因。これらの結果、営業利益は2ケタの増益を確保したものの、営業利益率は前期の6.1%から5.6%へ0.5ポイント低下した。

一方、会社計画(売上高40,000百万円、営業利益2,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,320百万円)対比では、売上高、各利益のすべてが計画を上回った。これは、製造派遣事業で、想定以上に電子部品、自動車向けが堅調に推移し既存顧客のシェアが拡大したことに加えて、新規顧客開拓が順調に進んだこと、契約単価アップが図れたことなどが上振れ要因として働いたことによる。なお、親会社株主に帰属する当期純利益の上振れ幅が大きいのは、繰越欠損金の減少と税率低下の影響により法人税等調整額が想定より小さかったためだ。

事業別の状況は以下のとおり。

a)製造派遣事業
製造派遣事業の売上高は前期比15.4%増の38,333百万円、営業利益は同23.4%増の4,166百万円と2ケタ増収・営業増益となった。電子部品や自動車を中心とした需要増加を背景に、月間500人採用体制を構築し、順調に技術職社員数が増加、期末の社員数は初めて10,022人と1万人を突破した。顧客業種別の売上高動向を見ると、半導体・電子部品分野、環境・エネルギー分野、自動車関連分野の主力3業種が揃って順調に拡大した。さらに、好採算案件の選別とインハウスシェアの上昇を目指した営業活動の成果が結実したことなどにより、セグメント利益率は前期の10.2%から10.9%へ上昇した。

b)エンジニア派遣事業
エンジニア派遣事業の売上高は前期比78.7%増の5,699百万円、営業利益は同61.4%増の418百万円と2ケタ増収・営業増益となった。高い需要を背景にUTテクノロジーやUTコンストラクションといった既存子会社が順調に拡大したほか、2015年3月に子会社化したUTシステムがフル寄与したことが要因。なお、エンジニア派遣事業の技術職社員数は、One UT(グループ内キャリアチェンジ)※による社員数の増加(130人)も手伝い、前期末に比べ202人増加し904人となった。

※UTグループが一体となって社員のキャリアアップを支援し、新たなチャレンジを支援する独自の教育プログラム。年齢や職務経験を問わず、誰もがエントリー可能で、働きながら専門知識やスキルを学ぶことができる。現在「建設エンジニア」と「設計開発エンジニア」の2つのコースを開講中。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

日経平均