信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

2122 インタースペース

東証S
954円
前日比
+17
+1.81%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.7 1.06 3.14
時価総額 66.5億円
比較される銘柄
アドウェイズ, 
イトクロ, 
GMOテック
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

Iスペース Research Memo(1):2019年9月期は将来の成長に向けた基盤づくりに取り組む方針


■要約

インタースペース<2122>はアフィリエイト広告を中心としたインターネット広告事業と、育児支援サイト「ママスタジアム」を中心としたメディア運営事業を展開している。また、インドネシアやタイ、ベトナムなど東南アジアにおいてアフィリエイトサービス事業を展開している。

1. 2018年9月期の業績概要
2018年9月期の連結業績は、売上高が前期比1.7%増の28,212百万円と過去最高を連続更新したものの、営業利益が同25.6%減の799百万円と3期ぶりの減益に転じた。また、期初会社計画(売上高30,000百万円、営業利益1,150百万円)に対していずれも下回る格好となった。下期に入ってeコマースの一部商材と金融商品の広告規制が大手メディアで実施されたことで、インターネット広告事業の収益が第4四半期(2018年7月-9月)に大きく落ち込んだことが主因だ。一方、メディア運営事業については主力の「ママスタジアム」の広告収入増や、2018年1月に連結子会社化した4MEEE(株)の貢献、欧州向けネイティブアプリゲームの伸長により、売上高で前期比39.3%増、営業利益で同9.6%増と順調に拡大している。

2. 2019年9月期の業績見通し
2019年9月期の連結業績は売上高で前期比3.6%減の27,200百万円、営業利益で同24.9%減の600百万円と減収減益を見込んでいる。広告規制の影響が続くインターネット広告事業の業績を保守的に見たほか、将来の成長を見据えた投資も積極的に行っていく予定にしているためだ。メディア運営事業ではコンテンツの拡充によりメディア広告収入中心に2ケタ増収を目指して行く。なお、足元のインターネット広告事業の売上げ状況は会社計画を上回るペースで推移しているが、上振れ分については今後の成長に必要な開発投資等に振り向けていく方針となっている。

3. 今後の重点施策と目標
2019年9月期以降の重点施策として、「BtoC領域の強化」「グローバル展開の強化」「クリエイティブの品質向上」の3つを基本方針に取り組んでいく。「BtoC領域の強化」では既存メディアのコンテンツ強化に加えて、新規メディア並びに新規ビジネスモデルの創出に取り組み、メディア事業の収益基盤を拡充すると同時にインターネット広告事業との連携を推進していくことで、将来的に広告事業とメディア事業の利益構成比50:50を目指す。「グローバル展開の強化」ではタイ、インドネシア、ベトナムに加えて、新たにマレーシア、シンガポールでもアフィリエイトサービスを展開し、アジアNo.1のアフィリエイトプラットフォーマーになることを目標とする。また、「クリエイティブの品質向上」では、クリエイティブ力の強化と出版社との連携を進めることで、ブランド系クライアントを獲得し、メディア事業の成長を加速する。同社はこれらの取り組みを推進していくことで、2020年9月期以降の業績再成長を目指している。

■Key Points
・アフィリエイトサービスとメディア運営事業を展開
・2019年9月期も広告規制等の影響が続き、業績は減収減益を見込む
・将来的に広告事業とメディア事業の利益構成比50:50を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均