Iスペース Research Memo(4):無借金経営で財務の健全性は高い
■インタースペース<2122>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2018年9月期第2四半期末の財務状況について見ると、総資産は前期末比30百万円増加の8,886百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が261百万円減少した一方で、売掛金が172百万円増加した。固定資産では本社の内部造作に伴い有形固定資産が42百万円増加した。
負債合計は前期末比170百万円減少の4,456百万円となった。未払法人税等が110百万円、買掛金が66百万円減少したことが主因となっている。純資産は同200百万円増加の4,430百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益310百万円を計上し、剰余金の配当として94百万円を支出した。
経営指標を見ると、収益の拡大により自己資本比率が前期末の47.7%から49.8%に上昇した。無借金経営で現金及び預金の残高も40億円弱と潤沢にあることから、財務の健全性は高いと判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ