信用
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1960 サンテック

東証S
783円
前日比
-22
-2.73%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
46.2 0.42 3.83
時価総額 125億円
比較される銘柄
北陸電工, 
ダイダン, 
川崎設備
決算発表予定日

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10-12月期【利益倍増】企業はこれだ!〔第3弾〕 31社選出 <成長株特集>

 本特集では、10-12月期(第3四半期)に経常利益ベースで利益が倍増した3月期決算企業を取り上げた「10-12月期【利益倍増】企業はこれだ!」の〔第1弾〕(2月19日配信)、〔第2弾〕(2月23日配信)に続くシリーズ第3弾をお届けします。

 今回は、第1弾を配信した19日時点の時価総額が100億円以上300億円未満の銘柄を対象に、直近3ヵ月実績である10-12月期(第3四半期)に経常利益が前年同期と比べて2倍超の大幅増益を達成した31社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。なお、下表では四半期ベースの「増益連続期数」、4-12月期経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。

 増益率トップとなったのは、建設基礎工事に使うコンクリートパイル大手のアジアパイルホールディングス <5288> [東証P]。22年10-12月期(第3四半期)は国内で建設需要が増加するなか、新工法「Smart-MAGNUM」工法を中心に大型工事が順調に完工し、経常利益は前年同期の6400万円から15億9500万円に急拡大して着地。増収効果に加え、新工法の施工効率が改善したことも利益を押し上げた。決算発表前に23年3月期通期の同利益予想を4期ぶり最高益見通しへ上方修正したことも好感され、株価は昨年来高値を更新中だ。24日引け後には配当の増額修正を発表している。

 2位に入ったサックスバー ホールディングス <9990> [東証P]の10-12月期経常利益は前年同期比6.2倍の8.7億円に膨らんだ。新型コロナウイルス感染拡大の第7波、第8波の影響で売上回復基調にやや鈍化がみられたものの、外出需要の増加を受けてトラベルバッグの販売が大幅に伸びたうえ、利益率の高いプライベートブランドも好調だった。また、仕入れ商品の値入れ率向上に取り組んだことや経費削減も大幅増益につながった。

 8位にリスト入りした肥料大手、片倉コープアグリ <4031> [東証S]の10-12月期は、原料価格高騰に伴う11月以降の肥料価格値上がりやそれを見越した駆け込み需要が発生したことに加え、肥料価格の上昇で在庫評価益が増加したことも利益を押し上げた。4-12月期の経常利益は32億円と通期計画の26億円を大幅に上回っており、業績上振れが確実とみられる。また、3月期末を来月に控え、期末一括配当で4%台の配当利回りも意識される形で株価は約14年7ヵ月ぶりの高値圏に浮上している。

 9位のドリームインキュベータ <4310> [東証P]はベンチャー投資部門で案件回収が進んだほか、ペット関連部門ではアイペット損害保険の新規契約件数が順調に増加し、10-12月期の経常利益は11.2億円と前年同期比3.9倍の大幅増益を達成した。併せて、アイペットホールディングスなどの株式売却に伴う売却益の発生を踏まえ、3月期末に特別配当191円11銭を実施すると発表。期末配当利回りは6%台後半と高水準で株価は切り返し上値を追う展開となっている。

 13位にリストアップされた九州リースサービス <8596> [東証S]の10-12月期経常利益は28.1億円(前年同期比3.2倍)と四半期ベースの最高益更新を達成した。主力のリース・割賦事業で商業用設備などを中心に新規取扱高が好調に推移したほか、営業資産の入れ替えに伴う航空機の売却も収益を大きく押し上げた。4-12月期の経常利益は52.3億円(前年同期比98.2%増)と通期計画の50億円をすでに超過しており、業績上振れが期待される。

 16位に入ったのはワイヤーロープ最大手の東京製綱 <5981> [東証P]。10-12月期は開発製品関連事業で防災関連製品の販売が拡大したほか、北米向け炭素繊維ケーブルの大型案件が進んだ。また、製品価格の改定に加え、為替の円安もプラスに働き、売上高179億円(前年同期比9.8%増)、経常利益10.9億円(同2.9倍)と3四半期連続の増収増益を遂げた。業績好調に伴い、通期業績見通しを上方修正するとともに期末一括配当を増額修正したことも評価され、株価は新値追いを続けている。

            ┌ 経常利益 ┐   増益  対通期 予想
コード 銘柄名    増益率 10-12月期 連続期数 進捗率  PER
<5288> アジアパイル  2392   1595     3  93.2  6.9
<9990> サックスバー   518    877     1  66.5 17.3
<8285> 三谷産業     424    524     2  54.7 23.2
<9535> 広ガス      398    912     1  49.4  6.8
<1960> サンテック    372    85     1   -  11.4
<2469> ヒビノ      348    475     1  15.8 18.4
<6625> JALCO    317   1497     3  92.5 13.2
<4031> 片倉コープ    298   1237     3   123 10.9
<4310> ドリームI    294   1124     1   -   -
<7727> オーバル     291    407     2  88.7 19.9

<7686> カクヤスG    284    788     1  25.0 60.9
<3153> 八洲電機     268    615     1   3.6 13.9
<8596> 九州リース    224   2810     3   105  3.7
<1514> 住石HD     212    128     2  34.6  8.9
<3611> マツオカ     210   1357     3  84.9 10.7
<5981> 東京綱      190   1092     5  88.3  9.2
<3417> 大木ヘルス    180    811     4   -   -
<9980> MRKHLD   173    71     2  64.6 27.0
<2445> タカミヤ     171    587     1  80.2 14.0
<7971> 東リ       159   1477     1  57.5 10.3

<9713> ロイヤルホ    155    280     1   -  1.1
<8542> トマト銀     148   1180     1   110  9.5
<7047> ポート      142    320     3  65.7 15.1 *
<7482> シモジマ     134   1506     1  95.5 16.1
<6882> 三社電機     126    357     1  55.4 14.6
<3484> テンポイノベ   119    485     4  86.3 24.3
<6614> シキノHT    113    296     4  89.5 32.6
<5985> サンコール    109    414     1  99.7 18.5
<9325> ファイズHD   107    421     1  92.7 19.6
<1717> 明豊ファシリ   105    269     3  79.6 14.4

<2804> ブルドック    102    493     1   107 45.7

※経常利益の単位は百万円。増益率は前年同期に比べた増加率、単位は%。「*」は国際会計基準、米国会計基準を採用する銘柄。
※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。対通期進捗率は経常利益の通期計画に対する4-12月期の進捗割合、単位は%。黒字転換、赤字縮小は増益に含めません。

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