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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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1946 トーエネック

東証P
5,300円
前日比
-210
-3.81%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.1 0.81 3.40 14.27
時価総額 1,024億円
比較される銘柄
住友電設, 
北陸電工, 
関電工
決算発表予定日

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<動意株・23日>(大引け)=宮越HD、三光産業、モリ工業など

 宮越ホールディングス<6620>=ストップ高。同社は電機事業から撤退して深セン市などをはじめ中国での不動産開発に経営の重心をシフトしており、これが奏功している。市場では「同社は20日に深センの再開発地で譲渡価格の査定作業が始まったことを開示しており、これが株価を刺激する格好となったようだ」(国内投資顧問)という。中国では「習1強」とも称される権力集中による長期政権の可能性が高まったことで、「中国現政権と太いパイプを持つ同社株にとってはビジネスがやりやすくなっている」(同)とされ、業績の変貌期待から投資資金が改めて攻勢をかけている。

 三光産業<7922>=急伸し、きょうで5日続伸と上値追いを加速。同社は3月末を境にセルフレジ関連の一角として急速人気化、4月3日に938円の高値をつけた後は調整局面に入ったが、17日と18日のザラ場に652円で底を確認して一気に出直ってきた。粘着剤・粘着剤付印刷物など特殊印刷専業で、ラベル印刷や家電の操作パネルの印刷などを主力とするが、ICタグ分野への展開ではセルフレジ普及局面で商機をつかむとの思惑が買いの背景となっている。株価指標面でもPBR0.5倍台と純資産に対し著しく割安圏に放置されており、水準訂正余地が意識されている。

 モリ工業<5464>=大幅高で3日続伸、5日・25日移動平均線のゴールデンクロス目前で一気に底離れの動きを強めてきた。同社は自動車向けを主力とするステンレス管のトップメーカー。販売数量増に加え、原材料高を価格転嫁で相殺して17年3月期の82%営業増益に続き、18年3月期も2ケタ利益成長を見込む。PER7倍、PBR0.7倍は指標面からも割安感が際立っており、下値を拾う動きが顕在化している。

 三井E&Sホールディングス<7003>=急伸。23日付の日刊工業新聞で「ドイツのヴェリッシュミラーエンジニアリングと共同で燃料デブリの取り出し作業を想定した腕型ロボット(マニピュレーター)を開発した」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、最大100キログラムを持ち上げられる実証機を9月に玉野機械工場(岡山県玉野市)で公開し、19年3月に同200キログラムの商用機を発売するという。価格は1基数億円、国内で年10基以上の販売を目指すと伝えられている。国内では18基の原発の廃止措置が決まっていることから、商機拡大を見込んだ買いが入っている。

 オハラ<5218>=3日ぶり急反騰。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きがリチウムイオン電池など車載用2次電池の需要逼迫につながっている。ポストリチウムイオン電池を担う次世代電池である全固体電池分野にも注目が集まっているが、酸化物系の無機固体電解質を使用したものは低温化での特性が著しく低下することが課題となっていた。同社は試作段階でこのハードルをクリアするなど技術的に先駆している。株価は1月18日に4330円の上場来高値をつけた後、直近4月17日には2208円までほぼ半値水準まで大きく調整を入れたが、株式需給面から目先は売り玉がこなれ、上値が軽くなっている。

 トーエネック<1946>=急伸。同社は前週末20日の取引終了後、集計中の18年3月期の連結業績について、売上高が従来予想の2050億円から2071億円(前の期比4.7%増)へ、営業利益が62億円から90億円(同16.6%増)へ、純利益が40億円から57億8000万円(同11.8%増)へ上振れたようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。一般企業向け工事などの好調で売上高が計画をやや上回ったことに加えて、工事利益率の改善に伴い、第4四半期売上総利益が増加したことなどが寄与した。また、業績上振れに伴い、従来35円を予定していた期末配当を30円増額して65円にするとあわせて発表した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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