1861 熊谷組 東証1 15:00
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建設業
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2015年08月23日09時15分

【植木靖男の相場展望】


「年末にかけ反騰の条件は?!」

●暫くは一進二退の軟弱商状か

 強弱感が対立して膠着状態にあったわが国株価は、ここへきて中国株の急落、中国景気の減速懸念をきっかけに市場心理が大きく悪化している。

 このため、米国ではフシ目とみられた1万7000ドルをも割り込み、わが国株価においては強気派の最終の防衛線とみられた日経平均株価2万円大台もあっさり打ち破られた。

 一昔前なら米国株が急落すると、慌てふためいてそれに追随していたわが国株価が、それに動じることなく、高値で超然としていた。このため、市場心理は戸惑いを強め、強弱感が対立したのも故無きことではない。

 だが、あっさり2万円を割ったとなると、今後は売り方が追討作戦を展開。暫くは一進二退の軟弱な商状をみせることになろう。

 そもそも、わが国株価は安値から上昇1年を経過すると、それなりの調整をみせる株価習性がある。今回のケースでは、上昇起点は14年5月である。ちょうど1年後は本年の5月。だが、市場環境の好転で延長戦に入った格好で、1ヵ月延びて6月24日に高値を付けて調整に入っている。

 だが、円安、原油安という好材料に支えられ、5月以降、上値2万1000円、下値1万9000円の中段の保ち合い入りとなった。別な見方で言えば、値幅整理でなく日柄整理である。

●物色対象は内需株に絞られる

 ただ、気掛かりなところもある。米国株価は景気が利上げを議論するほど良いのであり、それなのにNYダウが1万7000ドルを割るほどきつく下げるのはやや違和感がある。

 中国景気の減速が、国際商品市況の反落を通じて世界経済に影響を及ぼすというシナリオも理解できるが、株価の大きな下落の背景はそれだけではないのかもしれない。

 振り返れば、米国株価に例をとると、09年のリーマンショック後の安値からの6年越しの上昇が臨界点を超えてしまっているのかもしれない。ここでの下げは、その反省といえなくもないだろう。

 リーマンショック後、実体経済は20-30%しか成長していないのに、カネは3倍にも増えている。まさに過剰流動性で株価を3倍にも押し上げたのだ。その過剰流動性が利上げで縮小方向に向かうとなれば、株価は下げるのも当然である。

 だが、ここでの下落の程度次第で今後が占えるとすれば、日米とも下値が上記あたりで支えられるのなら、年末にかけ再び上昇基調に転じる可能性があろう。

 ところで、当面の物色対象は市場環境からみて内需株にならざるを得ないと思われる。こうしたなかで、下値抵抗力の強い熊谷組 <1861> 、関電化 <4047> 、セイコーHD <8050> などに注目したい。

2015年8月21日 記

株探ニュース

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