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1824前田建設工業

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<動意株・9日>(大引け)=前田建、エージーピー、セレスポなど

 前田建設工業<1824>=後場一段高。同社が午後1時ごろに発表した第3四半期累計(16年4~12月)の連結決算が、売上高3087億6100万円(前年同期比1.4%増)、営業利益181億6500万円(同40.9%増)、純利益176億2900万円(同24.0%増)と4割を超える大幅営業増益となったことが好感されている。主力の建築事業の粗利益が大幅に増加したことに加えて、製造事業やインフラ運営事業も好調に推移し業績を押し上げた。なお、17年3月期通期業績予想は、売上高4200億円(前期比4.9%減)、営業利益195億円(同4.3%増)、純利益190億円(同8.5%増)の従来予想を据え置いている。

 エージーピー<9377>=ストップ高。同社はきょう、ALSOK<2331>と業務提携で基本合意したことを明らかにした。両社は、空港を中心としたセキュリティー事業の今後の発展に寄与するため、必要に応じて技術や人材といった相互の経営資源を活用し、新たな商品およびサービスの開発に取り組むとしている。

 セレスポ<9625>=大幅続伸し昨年来高値更新。同社が8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(16年4~12月)の単独決算が、売上高102億800万円(前年同期比17.5%増)、営業利益10億6500万円(同61.9%増)、純利益7億2100万円(同69.7%増)となり、6割を超える営業増益となったことが好感されている。岩手国体関連の受注獲得が寄与したことに加えて、セレモニー部門で全国農業担い手サミットなどの受注があり、行幸啓事業の請負額が過去最高額となったことが業績を牽引した。また、民間企業・団体などから周年記念事業の受注が増加したことや、企業運動会の受注増加なども寄与した。

 サイバネットシステム<4312>=後場ストップ高。同社は8日の取引終了後、有機ELディスプレー向けのムラ補正ICを複数の大手半導体メーカーと共同開発したと発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。今回の共同開発により、同社が独自に開発したムラ補正機能をディスプレードライバICへ最適化して組み込むことができるようになるという。ディスプレーメーカーにとっても、優れたムラ補正機能を容易に採用することができるほか、サイバネットが提供する自動ムラ補正装置FPiSシリーズを同時に用いることで、品質向上や歩留まりの改善による安定した生産を行うことが可能になる。

 KYB<7242>=大幅続伸し、1カ月ぶりに昨年来高値を更新。同社は8日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を3480億円から3530億円(前期比0.7%減)へ、営業利益を154億円から185億円(同4.3倍)へ、純利益を110億円から135億円(前期31億6100万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。足もとで自動車向け製品が堅調に推移していることに加えて、建設機械用油圧機器の販売が前回の予想に比べ好調に推移すると見込まれることが上方修正の要因としている。なお、第4四半期の前提為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=115円。

 日本パワーファスニング<5950>=ストップ高。同社は8日取引終了後に、16年12月期通期の連結業績予想と配当計画を修正。経常損益は従来の1億3000万円の赤字から3000万円の黒字(前の期は5億9700万円の赤字)に上方修正したほか、期末一括配当を従来計画比1円増額の3円(前の期は無配)にすると発表した。売上高予想も従来の80億円から81億円(前の期比0.7%減)に引き上げた。合理化改善が進んだほか、円安進行で為替差損が減少したことが主な要因だとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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