コムシスＨＤは反落、１９年３月期業績予想を上方修正も市場予想に届かず

　コムシスホールディングス<1721>が６日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、売上高を４０００億円から４７００億円（前期比２３．７％増）へ、営業利益を３２０億円から３４０億円（同１２．０％増）へ、純利益を２１０億円から２７０億円（同３２．４％増）へ上方修正したが、営業利益で３５０億円前後を見込んでいた市場予想に届かないことから失望売りが出ているようだ。

　株式交換によりＮＤＳ、ＳＹＳＫＥＮ、北陸電話工事を１０月１日付で完全子会化したことが要因としている。なお、第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高１７７８億５４００万円（前年同期比１６．９％増）、営業利益１０９億７４００万円（同１２．５％増）、純利益７１億２９００万円（同４．６％増）だった。

　同時に、１２０万株（発行済み株数の１．０６％）、または３０億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は１１月７日から来年３月３１日までで、株主への一層の利益還元と企業環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするのが目的としている。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）