明豊ファシリティワークス--- 粗利益ベースでの受注は順調推移が続く
明豊ファシリティワークス<1717>は11月9日、2016年3月期第2四半期(15年4月-15年9月)決算を発表。売上高は前年同期比37.6%減の22.88億円、営業利益は同7.7%減の1.60億円、経常利益は同3.4%増の1.52億円、四半期純利益は同7.1%増の1.00億円だった。10月21日の修正値水準での着地となっている。
売上の大幅減少は、ピュアCM(工事原価を含まないフィーのみの業務委託契約型CM)が増加し、アットリスクCM(工事原価を含む請負契約型CM)が減少したことによるもの。社内で管理している売上粗利益ベースの金額は、出来高の時期ずれなどで当初予算を僅かながらも下回ったに過ぎない。販売管理費の減少で、経常利益は期初計画通り増益を確保した。
16年3月通期については、売上高が前期比17.5%減の68.00億円、営業利益が同5.7%減の6.90億円、経常利益が同4.9%増の5.90億円、純利益が同17.1%増の4.10億円としており、10月21日の修正値からは変更していない。
第2四半期の粗利益ベースでの受注状況は、当初予算及び前年同期をいずれも上回る順調な推移となっている。通期業績計画達成に向けての安心材料といえよう。
《SF》
提供:フィスコ