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13日の香港市場概況:ハンセン2.6%高で3日続伸、米中通商合意に期待感


13日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比693.62ポイント(2.57%)高の27687.76ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が223.35ポイント(2.10%)高の10838.11ポイントとそろって3日続伸した。ハンセン指数は約1カ月ぶりの高値水準を回復している。売買代金は1171億4200万香港ドルに拡大した(12日は908億5700万香港ドル)。

「米中通商問題の第1段階合意」報道を好感。米メディアは日本時間13日朝方、「トランプ米大統領は、15日の対中関税見送りを含む第1段階の通商合意を承認した」と伝えた。複数の関係者によれば、大統領は米時間の13日、合意内容について発表する見込みという。中国の政策期待も強まる状況。12日閉幕した翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」では、「積極的な財政政策」と「穏健な金融政策」の継続方針が強調された。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち49が上昇)。マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が6.9%高、同業の金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が5.3%高、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が5.2%高、香港財閥系コングロマリットの長江和記実業(1/HK)が4.7%高と上げが目立った。カジノ関連に関しては、「中国の習近平国家主席が来週、マカオ返還20周年記念式典に出席する見通し」と報じられたことを引き続き材料視。5年ぶりのマカオ訪問となる習主席は、現地経済の発展に向けた“手土産”を用意するとみられている。

業種別では、海運、空運が高い。中遠海運HD(1919/HK)が6.2%、太平洋航運集団(2343/HK)が3.1%、中国国際航空(753/HK)が5.9%、中国東方航空(670/HK)が5.8%、中国南方航空(1055/HK)が4.8%ずつ上昇した。

中国自動車セクターも物色される。北京汽車(1958/HK)が4.0%高、東風汽車集団(489/HK)が3.8%高、長城汽車(2333/HK)が3.3%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.7%高、広州汽車集団(2238/HK)が2.6%高と値を上げた。

中国の金融セクターもしっかり。招商銀行(3968/HK)が4.4%高、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が3.4%高、新華人寿保険(1336/HK)が4.4%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.6%高、海通証券(6837/HK)が4.1%高、中信証券(6030/HK)が4.0%高で引けた。

一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.78%高の2967.68ポイントで取引を終えた。金融株が相場をけん引する。運輸株、消費関連株、医薬品株、公益株、自動車株、不動産株、建材株、ハイテク株なども買われた。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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