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日経平均は小幅反落、タカ派警戒落ち着くも戻り一服感で失速/相場概況


日経平均は小幅反落。22日の米株式市場でのNYダウは68.61ドル高と続伸。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長による下院特別小委員会での証言においてハト派姿勢が確認されたことが好感された。長期金利の低下でハイテク株も買われ、ナスダック総合指数は終値で史上最高値を更新。米株高を受けた本日の日経平均は前日終値とほぼ同水準で小高くスタートすると、寄り付き直後には29007.83円まで上昇。しかし、目先の達成感から戻り待ちの売りに押されると、一時は前日比でマイナスに転じる場面も。下げ渋って再びプラス転換すると、後場は前日終値近辺で一段と膠着感を強める展開となったが、引け間際に売りに押され、結局小反落となった。

 大引けの日経平均は前日比9.24円安の28874.89円となった。東証1部の売買高は9億4436万株、売買代金は2兆2856億円だった。セクター別では、鉱業、倉庫・運輸関連業、石油・石炭製品などが上昇率上位となった一方、証券・商品先物取引業、鉄鋼、不動産などが下落率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は58%、対して値上がり銘柄は全体の37%であった。

 個別では、業績・配当予想を大幅に引き上げた三協立山<5932>が急伸し値上がり率上位にランクインしたほか、MBO実施の発表でTOB価格へサヤ寄せする動きになったオリバー<7959>はストップ高比例配分となった。全固体電池材料の量産報道が材料視された日ケミコン<6997>は朝方急伸後に一時伸び悩んだが、後場に入って再度騰勢を強めた。また、業績観測報道を手掛かりにニトリHD<9843>が大幅高。そのほか、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>、エムスリー<2413>など、米長期金利の低下を追い風に半導体関連株やグロース株が大幅に上昇した。

 一方、業績を下方修正したサイボウズ<4776>が急落して値下がり率トップとなった。決算が市場予想を下振れたツルハHD<3391>も大きく売られた。また、業績の上方修正を発表した川崎汽船<9107>は、前日の急騰により出尽くし感が優勢となったことで上昇して始まった後に一度大きく売りに押されたが、後場には再びプラスに転じるなど荒い動きに。日本郵船<9101>や商船三井<9104>は朝高後マイナスに転じて終えている。そのほか、エーザイ<4523>、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、タムラ製作所<6768>、ソニーG<6758>、三菱UFJ<8306>、村田製作所<6981>、三井住友<8316>、リクルートHD<6098>、日立製作所<6501>、富士通<6702>、コマツ<6301>などが大きく下落した。
《YN》

 提供:フィスコ

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