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話題株ピックアップ【夕刊】(3):エーアイ、エデュラボ、ブレインP

■Genky <9267>  3,705円  -435 円 (-10.5%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 Genky DrugStores<9267>は大幅続落。同社は25日取引終了後、22年6月期第2四半期累計(6月21日~12月20日)連結営業利益が29億2100万円だったと発表した。通期計画65億円に対する進捗率は44.9%。「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。上期は青果や精肉など生鮮食品の品揃えを強化するとともに、生活必需品のディスカウントに注力したとしている。あわせて発表した1月度(21年12月21日~22年1月20日)既存店売上高は前年同月比2.1%減だった。下振れは2カ月連続。全社売上高は同7.0%増だった。

■HIOKI <6866>  6,560円  -550 円 (-7.7%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 HIOKI<6866>は大幅続落。同社は25日取引終了後、22年12月期連結業績予想について、売上高315億円(前期比7.4%増)、営業利益61億8000万円(同7.5%増)、純利益48億円(同6.2%増)と開示した。増収増益の見通しであるものの、21年12月期の連結営業利益57億5000万円(前の期比2.3倍)、純利益45億2100万円(同2.2倍)との比較で伸びが鈍化する見込みであることが嫌気されたようだ。また、今期の年間配当予想が140円と、前期実績165円(株式上場30周年記念配当30円を含む)から減額の見通しであることも悪材料とみられているようだ。前期は脱炭素化に向けた世界各国の取り組みを受け、バッテリー、モーター、電子部品関連の計測器需要が堅調だった。脱炭素化の世界的な流れは加速が予測され、今期は特に自動車の電動化が加速すると同時に、パワーコンディショナーの開発なども進み、電源の高性能化が求められるようになると予測しているとした。

■京阪神ビルディング <8818>  1,374円  -48 円 (-3.4%)  本日終値
 京阪神ビルディング<8818>は買い先行も、全体相場の地合いが悪化する中で下げに転じている。同社は25日取引終了後、22年3月期の純利益予想を43億円から49億円(前期比40.6%減)へ上方修正すると発表した。政策保有株式の一部を売却し、投資有価証券売却益として約9億円の特別利益を計上したため。年間配当予想については33円から36円(普通配当33円、特別配当3円)へ増額。前期の配当は31円だったため、5円の増配となる見込みとなった。あわせて発表した22年3月期第3四半期累計(4~12月)連結営業利益は37億7600万円(前年同期比8.8%減)だった。通期計画51億円(前期比3.7%減)に対する進捗率は74.0%。

■メルカリ <4385>  4,410円  -105 円 (-2.3%)  本日終値
 メルカリ<4385>が4日続落と下値を探る展開を続けており、きょうは175円安の4340円まで売られ昨年来安値を更新した。マザーズ市場に上場する銘柄のなかで断トツの時価総額を誇る同社株の下落はマザーズ市場の低迷を象徴した動きとなっている。同社はトップラインの伸びが際立っており、損益面でも21年6月期に念願の営業黒字転換を果たしたことでマーケットの評価を獲得、昨年11月下旬には7390円の上場来高値をつけた。しかし、昨年12月以降は急転直下の下げトレンド入りとなり、ほぼ一直線の下げで今月14日にはフシ目とみられた5000円大台も下回った。きょうは時価総額も7000億円大台を下回り、高値から時価総額の減少は4割強に達している。損益黒字化とはいえ時価予想PERは高く、米国発のグロース株売りの流れに巻き込まれ、足もと下値が見えにくい状況にある。

■東京エレクトロン <8035>  56,410円  -460 円 (-0.8%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>は一段の下値模索、中期波動の分水嶺である75日移動平均線を下に抜けてきた。前日の米国株市場ではFOMCの結果発表を前に金融引き締め政策に対する警戒感から、ハイテク株に売りがかさんだ。画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>や半導体製造装置最大手のアプライド・マテリアルズ<AMAT>がいずれも4.5%安に売られたほか、半導体設計・開発を手掛けるザイリンクス<XLNX>は6.7%安と急落した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大きく水準を切り下げており、これを受けて東京市場でも半導体セクターへの売り圧力は依然として強い。ただ、短期で大幅下落した反動で足もとリバウンド狙いの買いも観測され、同社株をはじめ半導体製造装置の主力株は売り一巡後の動きが注目される。世界的に半導体周辺企業の業績は好調であり、ファンダメンタルズを見直す動きも期待される。

■エーアイ <4388>  841円  +130 円 (+18.3%)  本日終値
 エーアイ<4388>が急反発。25日の取引終了後、同社の高品質音声合成エンジン「AITalk」が、シャノン<3976>子会社のジクウが提供するメタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」に採用されたと発表しており、これが好感された。「ZIKU」は、アバターを用いて展示空間をゲーム感覚で歩き回ることのできるバーチャルイベントサービス。今回の「AITalk WebAPI」と「ZIKU」との連携により、来場者がブースに接近した際の出展社側からの定型的な勧誘音声や、展示パネルの説明音声作成機能として利用できるようになり、出展社は管理画面上からテキスト入力することで、簡単に音声を作成することが可能となる。また同時に、「AITalk」が国税庁が運営するYouTubeチャンネル「国税庁動画チャンネル」に採用されたとも発表した。動画のナレーション音声作成に「AITalk 声の職人 パッケージ版」が採用されたとしている。

■EduLab <4427>  840円  +118 円 (+16.3%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 EduLab<4427>が急騰。25日の取引終了後、過年度決算短信などを訂正した件について、東京証券取引所から求められていた改善報告書を提出したと発表しており、悪材料一巡との見方が強まっているようだ。同社は昨年10月、同社及びその子会社である教育測定研究所と顧客との間の一部取引における会計処理に疑義が生じた問題について、過年度の決算短信などの訂正を発表。更に、同年12月には新たに複数の取引の売り上げ計上などに関して追加調査を行うことを発表した。改善報告書の提出請求に伴い、同社は2月12日付で東証1部からマザーズへ市場変更することが明らかとなっている。

■川本産業 <3604>  1,251円  +171 円 (+15.8%)  本日終値
 川本産業<3604>が全般軟調地合いに抗して5日ぶり急反騰。同社はガーゼなどの医療用衛生材の最大手でマスクやアルコール消毒液を製造していることから、新型コロナウイルスのオミクロン株対策関連株として注目度が高まり、年初からわずか1週間あまりで株価を倍化させた経緯がある。1月中旬以降は信用取引の増し担保規制の発動などもあって急速な調整を強いられたが、足もとで信用買い残の整理進捗が進んでいることが確認され、投資資金が再攻勢をかけている。オミクロン株は世界的な感染拡大が加速しており、世界保健機関(WHO)は25日、世界の新型コロナ感染者数が23日までの1週間で過去最多の2136万人に上ったと発表しており、その感染スピードの速さに警戒が高まっている。

■テセック <6337>  2,005円  +125 円 (+6.7%)  本日終値
 テセック<6337>が大幅反発。25日の取引終了後、22年3月期第3四半期累計(21年4~12月)の決算を発表し、売上高は53億400万円(前年同期比2.3倍)、営業損益は11億6600万円の黒字(前年同期5億3700万円の赤字)で着地。朝方安く寄り付いたものの、その後は決算内容を好感した買いが入り急速に戻りに転じている。半導体需要の拡大が追い風となるなか、中国をはじめとする主要市場において顧客基盤拡大に向けた受注活動を展開し、受注高は前年同期比2.5倍と想定以上の増加になったという。なお、通期の売上高は77億円(前期比2.2倍)、営業損益は15億円の黒字(前期4億4800万円の赤字)の見通し。

■ブレインパッド <3655>  1,162円  +70 円 (+6.4%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ブレインパッド<3655>が急速な切り返しをみせ、年初から一貫して上値抵抗ラインとなっていた5日移動平均線を上回ってきた。人工知能(AI)を活用したデータ分析を強みに企業の経営を支援するコンサルティングビジネスを展開しているが、足もとの業績は会社側想定を上回って好調に推移している。同社は、25日取引終了後、22年6月期上期(21年7~12月)の業績予想(今期から単独ベースに移行)の修正を発表した。経常利益は従来予想の5億1000万円から6億7800万円(前年同期連結は2億5600万円)に大幅増額した。また、22年6月期通期業績予想は売上高が86億円(前期連結は71億100万円)、経常利益は12億5000万円(同8億8300万円)を計画している。経常利益は3期ぶりの過去最高更新となる見通しだ。

●ストップ高銘柄
 アミタホールディングス <2195>  1,671円  +300 円 (+21.9%) ストップ高   本日終値
 アーキテクツ <6085>  695円  +100 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 サイエンスアーツ <4412>  7,290円  +1,000 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 など、1銘柄

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