ダウ平均は3日続落 ただ、来年への期待は高い=米国株序盤
NY株式9日(NY時間11:25)(日本時間01:25)
ダウ平均 44551.08(-91.44 -0.20%)
ナスダック 19766.41(-93.36 -0.47%)
CME日経平均先物 39465(大証終比:+255 +0.65%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続落。ナスダックも本日は下落している。エヌビディア<NVDA>とAMD<AMD>が軟調に推移しており、ナスダックを圧迫しているようだ。
エヌビディアについては、取引開始前に中国当局が独占禁止法の疑いでを調査していると伝わった。中国のCCTVが、国家市場監督管理総局(SAMR)が同社の最近の慣行について調査に着手したと報じている。AMD<AMD>はアナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。
ただ、先週までダウ平均は下落していたものの、S&P500、ナスダックは3週連続で上昇し、最高値を更新。11月のようなトランプトレードによる出遅れの循環株への買いは一服していたものの、IT・ハイテク株などは堅調な値動きを続けていた。
米大手銀のストラテジストは、米経済のソフトランディング、AI、トランプ氏の政策公約を背景に、ボラティリティは高まるものの、来年のS&P500は1桁台半ばの上昇を予測。基本シナリオは6500ポイントとしている。
市場関係者の間では、トランプ氏が公約していた減税や規制緩和で、来年も米経済は底堅く推移し、株高を予想する向きは多い。そのような中、今週も12月後半から年始にかけてのクリスマスラリーを期待した買いが続くか注目される。
先週末に11月の米雇用統計が発表になり底堅い米労働市場が示されたものの、来週のFOMCでの0.25%ポイントの利下げ期待に変化はない。CMEのフェドウォッチによると、0.25%ポイントの利下げの可能性を85%と見込んでいる。
「他のことはすべてFRBの意図通りに動いている。12月FOMCでは利下げが行われるだろうが、来年は2回か3回の引き下げに留まるかもしれない。米経済の堅調さは続くと思う」とのコメントも出ている。
FOMC委員は現在、金融政策に関する発言を控えるブラックアウト期間に入っている。投資家は今週の米消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)から、ヒントを探ることになりそうだ。ただ、若干高めの数字が予想されてはいるものの、予想通りであれば、来週の利下げ期待に変化は無さそうだ。
スーパー・マイクロ<SMCI>が上昇。先週末の引け後にナスダックが同社の財務報告書の提出期限の延長申請を承認したと発表した。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P500指数の採用名銘柄にアポロ・グローバル<APO>と財務・人事管理ソフトのワークデイ<WDAY>を組み入れると発表。12月23日の取引開始前に組み入れられる。これを受けてワークデイは上昇。
広告のインターパブリック<IPG>が上昇。同業のオムニコム<OMC>が、同社の買収で協議が進んだ段階にあると伝わった。
バイオエイジ・ラブズ<BIOA>が急落。先週末引け後に患者の安全性を考慮し、STRIDES臨床試験(第2フェーズ)を中止すると発表。
生鮮食品や飲料のパッケージを手掛けるパクティブ・エバーグリーン<PTVE>が大幅高。投資会社のアポロ・グローバル<APO>が保有する同業のノボレックスが同社を買収すると発表した。
チョコレートのハーシー<HSY>が大幅高。菓子メーカーのモンデリーズ<MDLZ>が同社の買収を検討と伝わった。
スーパー・マイクロ<SMCI> 46.77(+2.84 +6.46%)
ワークデイ<WDAY> 282.68(+16.26 +6.10%)
インターパブリック<IPG> 31.31(+2.05 +7.01%)
バイオエイジ<BIOA> 4.90(-15.19 -75.62%)
クティブ・エバーグリーン<PTVE> 17.45(+2.77 +18.84%)
ハーシー<HSY> 195.68(+20.98 +12.01%)
モンデリーズ<MDLZ> 61.37(-1.49 -2.37%)
アップル<AAPL> 246.52(+3.68 +1.52%)
マイクロソフト<MSFT> 447.04(+3.47 +0.78%)
アマゾン<AMZN> 228.61(+1.58 +0.70%)
アルファベットC<GOOG> 177.53(+1.24 +0.70%)
テスラ<TSLA> 383.02(-6.20 -1.59%)
メタ<META> 611.13(-12.64 -2.03%)
AMD<AMD> 132.72(-5.87 -4.24%)
エヌビディア<NVDA> 138.07(-4.38 -3.07%)
イーライリリー<LLY> 810.68(-16.03 -1.94%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 44551.08(-91.44 -0.20%)
ナスダック 19766.41(-93.36 -0.47%)
CME日経平均先物 39465(大証終比:+255 +0.65%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続落。ナスダックも本日は下落している。エヌビディア<NVDA>とAMD<AMD>が軟調に推移しており、ナスダックを圧迫しているようだ。
エヌビディアについては、取引開始前に中国当局が独占禁止法の疑いでを調査していると伝わった。中国のCCTVが、国家市場監督管理総局(SAMR)が同社の最近の慣行について調査に着手したと報じている。AMD<AMD>はアナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。
ただ、先週までダウ平均は下落していたものの、S&P500、ナスダックは3週連続で上昇し、最高値を更新。11月のようなトランプトレードによる出遅れの循環株への買いは一服していたものの、IT・ハイテク株などは堅調な値動きを続けていた。
米大手銀のストラテジストは、米経済のソフトランディング、AI、トランプ氏の政策公約を背景に、ボラティリティは高まるものの、来年のS&P500は1桁台半ばの上昇を予測。基本シナリオは6500ポイントとしている。
市場関係者の間では、トランプ氏が公約していた減税や規制緩和で、来年も米経済は底堅く推移し、株高を予想する向きは多い。そのような中、今週も12月後半から年始にかけてのクリスマスラリーを期待した買いが続くか注目される。
先週末に11月の米雇用統計が発表になり底堅い米労働市場が示されたものの、来週のFOMCでの0.25%ポイントの利下げ期待に変化はない。CMEのフェドウォッチによると、0.25%ポイントの利下げの可能性を85%と見込んでいる。
「他のことはすべてFRBの意図通りに動いている。12月FOMCでは利下げが行われるだろうが、来年は2回か3回の引き下げに留まるかもしれない。米経済の堅調さは続くと思う」とのコメントも出ている。
FOMC委員は現在、金融政策に関する発言を控えるブラックアウト期間に入っている。投資家は今週の米消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)から、ヒントを探ることになりそうだ。ただ、若干高めの数字が予想されてはいるものの、予想通りであれば、来週の利下げ期待に変化は無さそうだ。
スーパー・マイクロ<SMCI>が上昇。先週末の引け後にナスダックが同社の財務報告書の提出期限の延長申請を承認したと発表した。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P500指数の採用名銘柄にアポロ・グローバル<APO>と財務・人事管理ソフトのワークデイ<WDAY>を組み入れると発表。12月23日の取引開始前に組み入れられる。これを受けてワークデイは上昇。
広告のインターパブリック<IPG>が上昇。同業のオムニコム<OMC>が、同社の買収で協議が進んだ段階にあると伝わった。
バイオエイジ・ラブズ<BIOA>が急落。先週末引け後に患者の安全性を考慮し、STRIDES臨床試験(第2フェーズ)を中止すると発表。
生鮮食品や飲料のパッケージを手掛けるパクティブ・エバーグリーン<PTVE>が大幅高。投資会社のアポロ・グローバル<APO>が保有する同業のノボレックスが同社を買収すると発表した。
チョコレートのハーシー<HSY>が大幅高。菓子メーカーのモンデリーズ<MDLZ>が同社の買収を検討と伝わった。
スーパー・マイクロ<SMCI> 46.77(+2.84 +6.46%)
ワークデイ<WDAY> 282.68(+16.26 +6.10%)
インターパブリック<IPG> 31.31(+2.05 +7.01%)
バイオエイジ<BIOA> 4.90(-15.19 -75.62%)
クティブ・エバーグリーン<PTVE> 17.45(+2.77 +18.84%)
ハーシー<HSY> 195.68(+20.98 +12.01%)
モンデリーズ<MDLZ> 61.37(-1.49 -2.37%)
アップル<AAPL> 246.52(+3.68 +1.52%)
マイクロソフト<MSFT> 447.04(+3.47 +0.78%)
アマゾン<AMZN> 228.61(+1.58 +0.70%)
アルファベットC<GOOG> 177.53(+1.24 +0.70%)
テスラ<TSLA> 383.02(-6.20 -1.59%)
メタ<META> 611.13(-12.64 -2.03%)
AMD<AMD> 132.72(-5.87 -4.24%)
エヌビディア<NVDA> 138.07(-4.38 -3.07%)
イーライリリー<LLY> 810.68(-16.03 -1.94%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美