話題株ピックアップ【夕刊】(3):神戸物産、チヨダ、日電子
■神戸物産 <3038> 3,580円 +29 円 (+0.8%) 本日終値
神戸物産<3038>が続伸。21日の取引終了後、10月度の個別業績を発表。売上高は前年同月比4.8%増の461億8200万円、経常利益は同6.4倍の141億8900万円となり、これを好感する買いが入ったようだ。10月度は新規に8店舗を出店。引き続き利便性の高い冷凍野菜が好調に推移したことに加えて、10月末まで実施したセールの対象商品が売り上げに貢献した。経常利益については、為替予約において前月比較で円安となったことで時価評価が大きく改善したという。
■チヨダ <8185> 1,375円 +11 円 (+0.8%) 本日終値
チヨダ<8185>が反発。21日の取引終了後、25年2月期の連結業績予想について、営業利益を12億5000万円から18億7600万円(前期比75.2%増)へ、純利益を14億円から16億3100万円(同11.9%減)へ上方修正したことが好感された。マックハウスを連結範囲から除外したことで、売上高は952億5000万円から922億3700万円(同1.2%減)へ下方修正したものの、手を使わずに立ったまま履ける「セダークレスト スパットシューズ」などのプライベートブランド中心に売り上げが伸長しており、利益を押し上げる。また、人事効率の改善や管理費の抑制などに取り組んでいることも寄与する。
■日本電子 <6951> 5,662円 +44 円 (+0.8%) 本日終値
日本電子<6951>は21日、東京大学や島津製作所<7701>などとの共同研究で、装置容量250リットルの小型・堅牢な超高精度光格子時計の開発に世界で初めて成功したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。光格子時計は原子時計の一種で、現在の「秒」の定義の基準となっているセシウム原子時計に対して100倍以上の精度を実現するもの。装置の小型化により、時間標準としての利用にとどまらず、相対論的センシング(周波数の変化を利用した標高差の計測を実現する時計の新しい応用技術)など、さまざまな研究現場や応用分野での利用が期待できるとしている。
■アバントグループ <3836> 2,120円 +14 円 (+0.7%) 本日終値
アバントグループ<3836>が強含み。同社はきょう、グループのジールがGoogle Cloudの生成AIパートナーとして、生成AIパートナーエコシステムの「マーケティング向け生成AI」領域に参加すると発表。これが株価を刺激したようだ。Google Cloudの生成AIパートナーエコシステムは、Google Cloudの生成AIによる顧客ソリューションを幅広く提供する仕組みで、「顧客サービスのモダナイズ」「デジタルコマース向け生成AI」「マーケティング向け生成AI」「未来のバックオフィス」「ウェブサイトのモダナイズ」「事業戦略から生成AI活用コンサルティング」の6つの領域で構成。今後もジールは、データ活用領域における30年以上の実績と知見を生かし、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)実現を伴走するパートナーとして顧客の企業価値向上を目指すとしている。
■クボタ <6326> 1,909.5円 +10.5 円 (+0.6%) 本日終値
クボタ<6326>がしっかり。米農機大手のディア&カンパニー<DE>が米国時間21日に発表した24年8~10月期(第4四半期)決算は、1株利益と売上高が予想を上回った。北米市場での在庫削減の進展を評価する向きもあって、同社株は急騰した。クボタは11月8日の24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表時に、通期の業績予想を下方修正し、株価に下押し圧力が掛かった。ディアの決算を受けて、クボタの業績を巡る悲観的な見方が後退し、押し目買いが入ったようだ。
■シーアールイー <3458> 1,205円 +2 円 (+0.2%) 本日終値
シーアールイー<3458>がしっかり。21日取引終了後、インドネシアで3温度帯倉庫を10月に取得したと発表した。同国の首都ジャカルタと周辺の主要都市であるブカシ市、デポック市を結ぶ重要な道路が近くにあり、温度変化に敏感な製品を扱う日用消費財事業者や3PL事業者からの需要が見込まれるという。
■東洋炭素 <5310> 4,590円 -45 円 (-1.0%) 本日終値
東洋炭素<5310>が3日続落。SMBC日興証券が21日付で投資評価を「1」から「2」へ、目標株価を7000円から5500円へ引き下げたことが売り材料視されている。同証券によると、24年12月期はSiCコーティング製品の好調や円安の追い風によって会社計画に対して営業利益の超過達成を見込むが、25年12月期はEV市場の停滞で高付加価値製品であるSiCコーティング製品の成長が鈍化する可能性が高いという。高い成長期待を再度織り込むにはしばらく時間を要するとみている。
■HOUSEI <5035> 470円 +80 円 (+20.5%) ストップ高 本日終値
HOUSEI<5035>に物色人気が集中。21日取引終了後、AI用高性能サーバーやその周辺機器の輸入販売、保守サービスの提供を行う新たな事業を開始すると発表した。コンピューターハードウェアや周辺機器の販売などを手掛けるシンガポールのKAYTUS SYSTEMSの製品を仕入れて日本で販売するという。これを買い材料視された。
■FフォースG <7068> 532円 +80 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
フィードフォースグループ<7068>が急伸。21日の取引終了後、従来無配としていた25年5月期の配当予想について、中間・期末各5円の年10円とし初配当を実施すると発表し、好感されたようだ。今後は継続的な配当を行うため、中間及び期末配当として株主資本配当率5%以上を目安とすることを基本方針として定めたとした。
■データセクション <3905> 1,031円 +46 円 (+4.7%) 本日終値
データセクション<3905>が反発。同社は21日取引終了後、ノートパソコンやクラウド向けサーバーなど電子機器の受託製造サービス(EMS)大手である台湾のウィストロン・コーポレーションと業務提携に向けた協議に入ることで基本合意したと発表。両社の技術、製品、リソース及びネットワークを活用し、今後も需要拡大が見込まれるAIサーバー分野におけるエヌビディア<NVDA>製GPUを搭載したサーバーの確保、及びAIデータセンターの運営などにおける協業が主な目的。具体的な内容など詳細については、今後の協議を踏まえ決定次第、適切に開示するとしている。
●ストップ高銘柄
リミックスポイント <3825> 416円 +80 円 (+23.8%) ストップ高 本日終値
GMOアドパートナーズ <4784> 661円 +100 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
T.S.I <7362> 1,059円 +150 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
オルツ <260A> 759円 +100 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
神戸物産<3038>が続伸。21日の取引終了後、10月度の個別業績を発表。売上高は前年同月比4.8%増の461億8200万円、経常利益は同6.4倍の141億8900万円となり、これを好感する買いが入ったようだ。10月度は新規に8店舗を出店。引き続き利便性の高い冷凍野菜が好調に推移したことに加えて、10月末まで実施したセールの対象商品が売り上げに貢献した。経常利益については、為替予約において前月比較で円安となったことで時価評価が大きく改善したという。
■チヨダ <8185> 1,375円 +11 円 (+0.8%) 本日終値
チヨダ<8185>が反発。21日の取引終了後、25年2月期の連結業績予想について、営業利益を12億5000万円から18億7600万円(前期比75.2%増)へ、純利益を14億円から16億3100万円(同11.9%減)へ上方修正したことが好感された。マックハウスを連結範囲から除外したことで、売上高は952億5000万円から922億3700万円(同1.2%減)へ下方修正したものの、手を使わずに立ったまま履ける「セダークレスト スパットシューズ」などのプライベートブランド中心に売り上げが伸長しており、利益を押し上げる。また、人事効率の改善や管理費の抑制などに取り組んでいることも寄与する。
■日本電子 <6951> 5,662円 +44 円 (+0.8%) 本日終値
日本電子<6951>は21日、東京大学や島津製作所<7701>などとの共同研究で、装置容量250リットルの小型・堅牢な超高精度光格子時計の開発に世界で初めて成功したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。光格子時計は原子時計の一種で、現在の「秒」の定義の基準となっているセシウム原子時計に対して100倍以上の精度を実現するもの。装置の小型化により、時間標準としての利用にとどまらず、相対論的センシング(周波数の変化を利用した標高差の計測を実現する時計の新しい応用技術)など、さまざまな研究現場や応用分野での利用が期待できるとしている。
■アバントグループ <3836> 2,120円 +14 円 (+0.7%) 本日終値
アバントグループ<3836>が強含み。同社はきょう、グループのジールがGoogle Cloudの生成AIパートナーとして、生成AIパートナーエコシステムの「マーケティング向け生成AI」領域に参加すると発表。これが株価を刺激したようだ。Google Cloudの生成AIパートナーエコシステムは、Google Cloudの生成AIによる顧客ソリューションを幅広く提供する仕組みで、「顧客サービスのモダナイズ」「デジタルコマース向け生成AI」「マーケティング向け生成AI」「未来のバックオフィス」「ウェブサイトのモダナイズ」「事業戦略から生成AI活用コンサルティング」の6つの領域で構成。今後もジールは、データ活用領域における30年以上の実績と知見を生かし、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)実現を伴走するパートナーとして顧客の企業価値向上を目指すとしている。
■クボタ <6326> 1,909.5円 +10.5 円 (+0.6%) 本日終値
クボタ<6326>がしっかり。米農機大手のディア&カンパニー<DE>が米国時間21日に発表した24年8~10月期(第4四半期)決算は、1株利益と売上高が予想を上回った。北米市場での在庫削減の進展を評価する向きもあって、同社株は急騰した。クボタは11月8日の24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表時に、通期の業績予想を下方修正し、株価に下押し圧力が掛かった。ディアの決算を受けて、クボタの業績を巡る悲観的な見方が後退し、押し目買いが入ったようだ。
■シーアールイー <3458> 1,205円 +2 円 (+0.2%) 本日終値
シーアールイー<3458>がしっかり。21日取引終了後、インドネシアで3温度帯倉庫を10月に取得したと発表した。同国の首都ジャカルタと周辺の主要都市であるブカシ市、デポック市を結ぶ重要な道路が近くにあり、温度変化に敏感な製品を扱う日用消費財事業者や3PL事業者からの需要が見込まれるという。
■東洋炭素 <5310> 4,590円 -45 円 (-1.0%) 本日終値
東洋炭素<5310>が3日続落。SMBC日興証券が21日付で投資評価を「1」から「2」へ、目標株価を7000円から5500円へ引き下げたことが売り材料視されている。同証券によると、24年12月期はSiCコーティング製品の好調や円安の追い風によって会社計画に対して営業利益の超過達成を見込むが、25年12月期はEV市場の停滞で高付加価値製品であるSiCコーティング製品の成長が鈍化する可能性が高いという。高い成長期待を再度織り込むにはしばらく時間を要するとみている。
■HOUSEI <5035> 470円 +80 円 (+20.5%) ストップ高 本日終値
HOUSEI<5035>に物色人気が集中。21日取引終了後、AI用高性能サーバーやその周辺機器の輸入販売、保守サービスの提供を行う新たな事業を開始すると発表した。コンピューターハードウェアや周辺機器の販売などを手掛けるシンガポールのKAYTUS SYSTEMSの製品を仕入れて日本で販売するという。これを買い材料視された。
■FフォースG <7068> 532円 +80 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
フィードフォースグループ<7068>が急伸。21日の取引終了後、従来無配としていた25年5月期の配当予想について、中間・期末各5円の年10円とし初配当を実施すると発表し、好感されたようだ。今後は継続的な配当を行うため、中間及び期末配当として株主資本配当率5%以上を目安とすることを基本方針として定めたとした。
■データセクション <3905> 1,031円 +46 円 (+4.7%) 本日終値
データセクション<3905>が反発。同社は21日取引終了後、ノートパソコンやクラウド向けサーバーなど電子機器の受託製造サービス(EMS)大手である台湾のウィストロン・コーポレーションと業務提携に向けた協議に入ることで基本合意したと発表。両社の技術、製品、リソース及びネットワークを活用し、今後も需要拡大が見込まれるAIサーバー分野におけるエヌビディア<NVDA>製GPUを搭載したサーバーの確保、及びAIデータセンターの運営などにおける協業が主な目的。具体的な内容など詳細については、今後の協議を踏まえ決定次第、適切に開示するとしている。
●ストップ高銘柄
リミックスポイント <3825> 416円 +80 円 (+23.8%) ストップ高 本日終値
GMOアドパートナーズ <4784> 661円 +100 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
T.S.I <7362> 1,059円 +150 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
オルツ <260A> 759円 +100 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース