話題株ピックアップ【夕刊】(2):かんぽ生命、エムアップ、円谷フィHD
■かんぽ生命保険 <7181> 3,031円 +343 円 (+12.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
かんぽ生命保険<7181>が急伸。14日取引終了後、25年3月期連結業績予想について純利益を790億円から1200億円(前期比37.8%増)へ上方修正すると発表。あわせて自社株買いの実施を明らかにしており、これらが好感され買いを呼び込んだ。運用環境の好転による資産運用収益の増加が業績を押し上げる見通し。自社株買いの取得上限は3000万株(自己株式を除く発行済み株数の7.8%)、または350億円で、期間は11月15日から来年11月14日まで。
■エムアップ <3661> 1,498円 +152 円 (+11.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
エムアップホールディングス<3661>が大幅反発。14日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を200億円から240億円(前期比29.2%増)へ、営業利益を34億円から39億円(同38.1%増)へ上方修正すると発表。新規ファンクラブの開設が順調に進んだほか、既存ファンクラブでも想定を超えて新規会員の獲得が進み、有料会員数が大きく増加しているため。電子チケットの取り扱い枚数やeコマースでの商品取り扱いが好調なことも寄与する。
■円谷フィHD <2767> 2,063円 +191 円 (+10.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
円谷フィールズホールディングス<2767>が急反発。14日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算は、売上高457億6000万円(前年同期比31.7%減)、営業利益40億7100万円(同24.2%減)と大幅な減収減益となったが、株価は9月下旬から下降局面にあり、アク抜け感から買われたようだ。海外MD(マーチャンダイジング)/ライセンス収入の増加が牽引しコンテンツ&デジタル事業は堅調に推移したものの、下期に重点を置いた商品ラインアップも影響し遊技機販売が落ち込みPS事業が大幅な減収減益となった。なお、25年3月期通期業績予想は売上高1550億円(前期比9.2%増)、営業利益152億円(同28.5%増)の従来見通しを据え置いている。あわせて、ダイコク電機<6430>と業務提携すると発表した。円谷フィHDが有するマーケティングノウハウとダイコク電が情報システム事業を通じて生み出した市場分析ノウハウを相互に活用することで、新たな製品・サービス、ビジネスモデルなどの創出を推進するのが狙い。具体的にはAIと市場分析ノウハウを活用した新たなファンを開拓するホール集客システムの構築や、IPの相互利用による新たな遊技機の共同開発などを行うとしている。
■ベース <4481> 3,215円 +251 円 (+8.5%) 本日終値
ベース<4481>が急反発。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高147億3100万円(前年同期比6.8%増)、営業利益37億8600万円(同9.6%増)、純利益26億2100万円(同11.5%増)と増収増益となったことが好感された。企業のDXをはじめとするデジタル投資のニーズや、SAP・ERPの保守サポート期限終了による駆け込み需要などを背景に売上高・利益が増加した。なお、24年12月期通期業績予想は、売上高223億5900万円(前期比19.5%増)、営業利益56億4200万円(同20.0%増)、純利益38億7700万円(同12.9%増)の従来見通しを据え置いている。
■BEENOS <3328> 3,325円 +210 円 (+6.7%) 本日終値
BEENOS<3328>が後場上げ幅を拡大。午後1時26分に関東財務局に提出された大量保有報告書で、米投資会社グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー社(マサチューセッツ州)の保有割合が5.08%と、新たに5%を上回ったことが判明しており、これを受けて思惑含みの買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこともあり得るとしており、報告義務発生日は11月8日。
■みずほFG <8411> 3,765円 +234 円 (+6.6%) 本日終値
みずほフィナンシャルグループ<8411>が大幅に4日続伸。2008年以来の高値圏で推移している。14日の取引終了後、取得総数5000万株(9月30日時点の自己株式を除いた発行済み株式総数の1.9%)、取得総額1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。16年ぶりの自社株買いとなる。今期の純利益と配当予想も上方修正しており、これらを評価した買いが株価を押し上げた。取得期間は11月15日から25年2月28日。取得した全株式を同年3月21日に消却する。25年3月期の純利益予想はこれまでの7500億円から8200億円(前期比20.7%増)に上方修正した。非金利収支やバンキング収益が拡大し、日銀の利上げ効果もあって、9月中間期の純利益は前年同期比36.1%増の5661億4100万円となった。9月30日を基準日とする中間配当はこれまでの予想から7円50銭増額し65円で決定。期末配当予想も7円50銭増額し65円とした。年間配当予想は前期比25円増配の130円となる。
■西日本鉄道 <9031> 2,342円 +144.5 円 (+6.6%) 本日終値
14日に決算を発表。「今期経常を一転5%増益に上方修正」が好感された。
西日本鉄道 <9031> [東証P] が11月14日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比25.1%増の132億円に伸び、従来の11.0%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の225億円→258億円(前期は245億円)に14.7%上方修正し、一転して5.1%増益見通しとなった。
⇒⇒西日本鉄道の詳しい業績推移表を見る
■前田工繊 <7821> 1,802円 +109 円 (+6.4%) 本日終値
14日に決算を発表。「7-9月期(1Q)経常は23%増益で着地」が好感された。
前田工繊 <7821> [東証P] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比22.9%増の33.4億円に伸び、7-12月期(上期)計画の60億円に対する進捗率は55.8%に達し、さらに前年同期の49.8%も上回った。
⇒⇒前田工繊の詳しい業績推移表を見る
株探ニュース
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かんぽ生命保険<7181>が急伸。14日取引終了後、25年3月期連結業績予想について純利益を790億円から1200億円(前期比37.8%増)へ上方修正すると発表。あわせて自社株買いの実施を明らかにしており、これらが好感され買いを呼び込んだ。運用環境の好転による資産運用収益の増加が業績を押し上げる見通し。自社株買いの取得上限は3000万株(自己株式を除く発行済み株数の7.8%)、または350億円で、期間は11月15日から来年11月14日まで。
■エムアップ <3661> 1,498円 +152 円 (+11.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
エムアップホールディングス<3661>が大幅反発。14日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を200億円から240億円(前期比29.2%増)へ、営業利益を34億円から39億円(同38.1%増)へ上方修正すると発表。新規ファンクラブの開設が順調に進んだほか、既存ファンクラブでも想定を超えて新規会員の獲得が進み、有料会員数が大きく増加しているため。電子チケットの取り扱い枚数やeコマースでの商品取り扱いが好調なことも寄与する。
■円谷フィHD <2767> 2,063円 +191 円 (+10.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
円谷フィールズホールディングス<2767>が急反発。14日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算は、売上高457億6000万円(前年同期比31.7%減)、営業利益40億7100万円(同24.2%減)と大幅な減収減益となったが、株価は9月下旬から下降局面にあり、アク抜け感から買われたようだ。海外MD(マーチャンダイジング)/ライセンス収入の増加が牽引しコンテンツ&デジタル事業は堅調に推移したものの、下期に重点を置いた商品ラインアップも影響し遊技機販売が落ち込みPS事業が大幅な減収減益となった。なお、25年3月期通期業績予想は売上高1550億円(前期比9.2%増)、営業利益152億円(同28.5%増)の従来見通しを据え置いている。あわせて、ダイコク電機<6430>と業務提携すると発表した。円谷フィHDが有するマーケティングノウハウとダイコク電が情報システム事業を通じて生み出した市場分析ノウハウを相互に活用することで、新たな製品・サービス、ビジネスモデルなどの創出を推進するのが狙い。具体的にはAIと市場分析ノウハウを活用した新たなファンを開拓するホール集客システムの構築や、IPの相互利用による新たな遊技機の共同開発などを行うとしている。
■ベース <4481> 3,215円 +251 円 (+8.5%) 本日終値
ベース<4481>が急反発。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高147億3100万円(前年同期比6.8%増)、営業利益37億8600万円(同9.6%増)、純利益26億2100万円(同11.5%増)と増収増益となったことが好感された。企業のDXをはじめとするデジタル投資のニーズや、SAP・ERPの保守サポート期限終了による駆け込み需要などを背景に売上高・利益が増加した。なお、24年12月期通期業績予想は、売上高223億5900万円(前期比19.5%増)、営業利益56億4200万円(同20.0%増)、純利益38億7700万円(同12.9%増)の従来見通しを据え置いている。
■BEENOS <3328> 3,325円 +210 円 (+6.7%) 本日終値
BEENOS<3328>が後場上げ幅を拡大。午後1時26分に関東財務局に提出された大量保有報告書で、米投資会社グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー社(マサチューセッツ州)の保有割合が5.08%と、新たに5%を上回ったことが判明しており、これを受けて思惑含みの買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこともあり得るとしており、報告義務発生日は11月8日。
■みずほFG <8411> 3,765円 +234 円 (+6.6%) 本日終値
みずほフィナンシャルグループ<8411>が大幅に4日続伸。2008年以来の高値圏で推移している。14日の取引終了後、取得総数5000万株(9月30日時点の自己株式を除いた発行済み株式総数の1.9%)、取得総額1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。16年ぶりの自社株買いとなる。今期の純利益と配当予想も上方修正しており、これらを評価した買いが株価を押し上げた。取得期間は11月15日から25年2月28日。取得した全株式を同年3月21日に消却する。25年3月期の純利益予想はこれまでの7500億円から8200億円(前期比20.7%増)に上方修正した。非金利収支やバンキング収益が拡大し、日銀の利上げ効果もあって、9月中間期の純利益は前年同期比36.1%増の5661億4100万円となった。9月30日を基準日とする中間配当はこれまでの予想から7円50銭増額し65円で決定。期末配当予想も7円50銭増額し65円とした。年間配当予想は前期比25円増配の130円となる。
■西日本鉄道 <9031> 2,342円 +144.5 円 (+6.6%) 本日終値
14日に決算を発表。「今期経常を一転5%増益に上方修正」が好感された。
西日本鉄道 <9031> [東証P] が11月14日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比25.1%増の132億円に伸び、従来の11.0%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の225億円→258億円(前期は245億円)に14.7%上方修正し、一転して5.1%増益見通しとなった。
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■前田工繊 <7821> 1,802円 +109 円 (+6.4%) 本日終値
14日に決算を発表。「7-9月期(1Q)経常は23%増益で着地」が好感された。
前田工繊 <7821> [東証P] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比22.9%増の33.4億円に伸び、7-12月期(上期)計画の60億円に対する進捗率は55.8%に達し、さらに前年同期の49.8%も上回った。
⇒⇒前田工繊の詳しい業績推移表を見る
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