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東京株式(大引け)=654円安、先物主導で後場一気にリスクオフの展開に

 13日の東京株式市場はリスクオフの地合いとなり、特に後場取引後半から日経平均の下げ足が加速し、一時770円あまり下落する場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比654円43銭安の3万8721円66銭と大幅続落。プライム市場の売買高概算は23億3946万株、売買代金概算は4兆9077億円。値上がり銘柄数は587、対して値下がり銘柄数は1012、変わらずは46銘柄だった。

 きょうの東京市場は主力株への売りがかさむ展開となり、日経平均は波乱含みの下げに見舞われ、フシ目の3万9000円台を大きく下回った。前日の欧州株市場では主要国の株価が総じて下落し、米国株市場でも米長期金利の上昇が嫌気され、NYダウが3日ぶりに反落。これを受けて東京市場でもリスク回避目的の売りが噴出した。外国為替市場ではドル高・円安が一段と進んだが、これをポジティブ視する動きはみられなかった。先物主導の下げで日経平均は大陰線を形成し、25日移動平均線も一気に下抜ける形に。もっとも時価総額の大きい売買代金上位の銘柄に売りが目立った一方、中小型株の中にはプラス圏で引けた銘柄も少なくなく、値下がり銘柄数は全体の6割強にとどまっている。

 個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984>が安く、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など半導体主力銘柄が総じて下落した。IHI<7013>、川崎重工業<7012>が値を下げ、リクルートホールディングス<6098>も下値を探った。キーエンス<6861>が値を下げ、第一三共<4568>も売られた。ネクソン<3659>が急落、JPホールディングス<2749>も大幅安。このほか、住友金属鉱山<5713>の下げも目立った。

 半面、東京エレクトロン<8035>は決算が好感され小幅ながらプラス圏で着地。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が大幅高となり、みずほフィナンシャルグループ<8411>も堅調だった。青山商事<8219>、エル・ティー・エス<6560>、THK<6481>が急騰、いずれも値幅制限いっぱいまで上値を伸ばした。中越パルプ工業<3877>も値を飛ばした。朝日工業社<1975>が急騰、シャープ<6753>なども大幅高。

出所:MINKABU PRESS

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