ダウ平均が急伸 1256ドル高 トランプ氏が勝利でほぼ全面高=米国株序盤
NY株式6日(NY時間11:02)(日本時間01:02)
ダウ平均 43478.28(+1256.40 +2.98%)
ナスダック 18806.34(+367.17 +1.99%)
CME日経平均先物 39640(大証終比:-60 -0.15%)
きょうのNY株式市場でダウ平均が急伸。米大統領選でトランプ氏が勝利を収め、上院も共和党が多数派を奪還している。事前予想では劣勢と見られていた下院でも共和党の善戦が伝えられており、市場の焦点は下院の動向に集まっている。
共和党がホワイトハウス、上下両院も席巻する、いわゆる共和党のスウィープが実現すれば、トランプ氏の政策が議会を通し易くなる。トランプ氏は減税と規制緩和、そして関税強化を主張している。
減税はトランプ政権の一期目の時に導入し2025年末に期限が来るトランプ減税の延長が期待される。また、規制緩和にも前向きな姿勢を示し、企業、特に銀行にとっては有利な状況になると見られている。トランプ氏の勝利を受けて米株式市場は全面高の様相だが、特に大手銀株の上昇が目立っている。
トランプ氏は仮想通貨にも理解を示しており、ビットコインが最高値を更新している。これを受けて時間外で仮想通貨関連株は大幅高となっている。
なお、関税については保護主義にもつながり、経済的にはマイナス面も指摘されているが、これについては基本的に大統領の権限の範ちゅうにあり、安全保障上の理由であればトランプ政権次第となる。
ストレージシステムのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が大幅安。前日引け後に7-9月期(第1四半期)の暫定決算を公表し、予想を下回る売上高見通しを示した。第2四半期の見通しも、予想を下回る売上高見通しを示したことが嫌気されている。同社は会計操作疑惑が取り沙汰され、先日、監査法人が同社の監査からの撤退を発表した。同社は声明で「特別委員会が監査法人が提起した初期懸念に基づく調査を完了し、取締役会による不正または違法行為の証拠はない」と結論付けたが、年次報告書(10-K)の提出時期は未定とした点が投資家の不安感を助長していようだ。
トランプ・メディア<DJT>が上昇。米大統領選でトランプ氏が勝利したことで買いを呼び込んでいる。フロリダ州でトランプ氏が支持者を前に勝利宣言をした時には、時間外で60%超急騰していた。ただ、同社のファンダメンタルズは非常に不透明で、前日引け後に7-9月期(第3四半期)の決算を公表していたが、売上高は僅か100万ドルで、最終損益は1900万ドル以上の赤字を計上していた。
テスラ<TSLA>が大幅高。米大統領選でトランプ氏が勝利し、同氏と親しいマスクCEOの関連企業が恩恵を受けるとの期待が高まっている。
工作キット、パーティーグッズなど日用品の廉価販売を手掛けるファイブ・ビロウ<FIVE>が下落。米大統領選でのトランプ氏の勝利が嫌気されている模様。トランプ氏による中国への関税強化が懸念されているようだ。
半導体のマイクロチップ・テクノロジー<MCHP>が決算を受け下落。第3四半期のガイダンスでは1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。ただ、アナリストからは前向きな声も聞かれ、底打ち接近を期待しているという。
米大統領選でトランプ氏が勝利したことで小型株が上昇。小型株指数に連動するiシェアーズ・ラッセル2000ETF<IWM>が上昇。トランプ大統領が来年誕生すれば、企業に対する規制が緩和され、中小企業を支援すると考えられているようだ。
工作キット、パーティーグッズなど日用品の廉価販売を手掛けるファイブ・ビロウ<FIVE>が下落。米大統領選でのトランプ氏の勝利が嫌気されている模様。トランプ氏による中国への関税強化が懸念されているようだ。
なお、本日は引け後にクアルコム<QCOM>、アーム<ARM>が決算発表を予定している。
トランプ・メディア<DJT> 36.48(+2.54 +7.47%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 21.06(-6.65 -23.99%)
ファイブ・ビロウ<FIVE> 86.90(-6.79 -7.25%)
マイクロチップ<MCHP> 73.72(-1.37 -1.82%)
iシェアーズ・ラッセル2000ETF<IWM> 234.79(+10.56 +4.71%)
JPモルガン<JPM> 244.14(+22.65 +10.23%)
シティグループ<C> 69.64(+5.97 +9.38%)
バンカメ<BAC> 45.02(+3.14 +7.49%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 72.51(+8.44 +13.17%)
ゴールドマン<GS> 593.80(+66.84 +12.68%)
モルガン・スタンレー<MS> 130.67(+12.86 +10.91%)
コインベース<COIN> 234.51(+40.55 +20.91%)
MARA<MARA> 18.18(+1.94 +11.95%)
ライオット<RIOT> 11.17(+1.46 +14.98%)
マイクロストラテジー<MSTR> 250.35(+22.55 +9.90%)
アップル<AAPL> 224.01(+0.56 +0.25%)
マイクロソフト<MSFT> 415.96(+4.50 +1.09%)
アマゾン<AMZN> 203.68(+4.18 +2.10%)
アルファベットC<GOOG> 176.77(+5.36 +3.13%)
テスラ<TSLA> 283.33(+31.89 +12.68%)
メタ<META> 565.28(-7.15 -1.25%)
AMD<AMD> 142.89(+1.23 +0.87%)
エヌビディア<NVDA> 143.69(+3.78 +2.70%)
イーライリリー<LLY> 770.19(-35.87 -4.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 43478.28(+1256.40 +2.98%)
ナスダック 18806.34(+367.17 +1.99%)
CME日経平均先物 39640(大証終比:-60 -0.15%)
きょうのNY株式市場でダウ平均が急伸。米大統領選でトランプ氏が勝利を収め、上院も共和党が多数派を奪還している。事前予想では劣勢と見られていた下院でも共和党の善戦が伝えられており、市場の焦点は下院の動向に集まっている。
共和党がホワイトハウス、上下両院も席巻する、いわゆる共和党のスウィープが実現すれば、トランプ氏の政策が議会を通し易くなる。トランプ氏は減税と規制緩和、そして関税強化を主張している。
減税はトランプ政権の一期目の時に導入し2025年末に期限が来るトランプ減税の延長が期待される。また、規制緩和にも前向きな姿勢を示し、企業、特に銀行にとっては有利な状況になると見られている。トランプ氏の勝利を受けて米株式市場は全面高の様相だが、特に大手銀株の上昇が目立っている。
トランプ氏は仮想通貨にも理解を示しており、ビットコインが最高値を更新している。これを受けて時間外で仮想通貨関連株は大幅高となっている。
なお、関税については保護主義にもつながり、経済的にはマイナス面も指摘されているが、これについては基本的に大統領の権限の範ちゅうにあり、安全保障上の理由であればトランプ政権次第となる。
ストレージシステムのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が大幅安。前日引け後に7-9月期(第1四半期)の暫定決算を公表し、予想を下回る売上高見通しを示した。第2四半期の見通しも、予想を下回る売上高見通しを示したことが嫌気されている。同社は会計操作疑惑が取り沙汰され、先日、監査法人が同社の監査からの撤退を発表した。同社は声明で「特別委員会が監査法人が提起した初期懸念に基づく調査を完了し、取締役会による不正または違法行為の証拠はない」と結論付けたが、年次報告書(10-K)の提出時期は未定とした点が投資家の不安感を助長していようだ。
トランプ・メディア<DJT>が上昇。米大統領選でトランプ氏が勝利したことで買いを呼び込んでいる。フロリダ州でトランプ氏が支持者を前に勝利宣言をした時には、時間外で60%超急騰していた。ただ、同社のファンダメンタルズは非常に不透明で、前日引け後に7-9月期(第3四半期)の決算を公表していたが、売上高は僅か100万ドルで、最終損益は1900万ドル以上の赤字を計上していた。
テスラ<TSLA>が大幅高。米大統領選でトランプ氏が勝利し、同氏と親しいマスクCEOの関連企業が恩恵を受けるとの期待が高まっている。
工作キット、パーティーグッズなど日用品の廉価販売を手掛けるファイブ・ビロウ<FIVE>が下落。米大統領選でのトランプ氏の勝利が嫌気されている模様。トランプ氏による中国への関税強化が懸念されているようだ。
半導体のマイクロチップ・テクノロジー<MCHP>が決算を受け下落。第3四半期のガイダンスでは1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。ただ、アナリストからは前向きな声も聞かれ、底打ち接近を期待しているという。
米大統領選でトランプ氏が勝利したことで小型株が上昇。小型株指数に連動するiシェアーズ・ラッセル2000ETF<IWM>が上昇。トランプ大統領が来年誕生すれば、企業に対する規制が緩和され、中小企業を支援すると考えられているようだ。
工作キット、パーティーグッズなど日用品の廉価販売を手掛けるファイブ・ビロウ<FIVE>が下落。米大統領選でのトランプ氏の勝利が嫌気されている模様。トランプ氏による中国への関税強化が懸念されているようだ。
なお、本日は引け後にクアルコム<QCOM>、アーム<ARM>が決算発表を予定している。
トランプ・メディア<DJT> 36.48(+2.54 +7.47%)
スーパー・マイクロ<SMCI> 21.06(-6.65 -23.99%)
ファイブ・ビロウ<FIVE> 86.90(-6.79 -7.25%)
マイクロチップ<MCHP> 73.72(-1.37 -1.82%)
iシェアーズ・ラッセル2000ETF<IWM> 234.79(+10.56 +4.71%)
JPモルガン<JPM> 244.14(+22.65 +10.23%)
シティグループ<C> 69.64(+5.97 +9.38%)
バンカメ<BAC> 45.02(+3.14 +7.49%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 72.51(+8.44 +13.17%)
ゴールドマン<GS> 593.80(+66.84 +12.68%)
モルガン・スタンレー<MS> 130.67(+12.86 +10.91%)
コインベース<COIN> 234.51(+40.55 +20.91%)
MARA<MARA> 18.18(+1.94 +11.95%)
ライオット<RIOT> 11.17(+1.46 +14.98%)
マイクロストラテジー<MSTR> 250.35(+22.55 +9.90%)
アップル<AAPL> 224.01(+0.56 +0.25%)
マイクロソフト<MSFT> 415.96(+4.50 +1.09%)
アマゾン<AMZN> 203.68(+4.18 +2.10%)
アルファベットC<GOOG> 176.77(+5.36 +3.13%)
テスラ<TSLA> 283.33(+31.89 +12.68%)
メタ<META> 565.28(-7.15 -1.25%)
AMD<AMD> 142.89(+1.23 +0.87%)
エヌビディア<NVDA> 143.69(+3.78 +2.70%)
イーライリリー<LLY> 770.19(-35.87 -4.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美