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ダウ先物は反発 原油相場の落ち着きで下げを戻す=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:56)(日本時間21:56)
ダウ先物 42298(+53.00 +0.12%)
S&P500 5765.50(+20.75 +0.36%)
ナスダック100先物 20063.75(+71.00 +0.35%)

 米株価指数先物市場でダウ先物とS&P500、ナスダック100の3指数とも上昇しており、本日は反発して始まりそうだ。本日は原油相場が落ち着いてNY時間に戻って来ており、米株式市場も前日の下げをやや戻している。

 ただ、中東情勢は依然緊迫化しており、イスラエルによるイランへの報復措置と、米国による中東でのエスカレート阻止に向けた努力を投資家たちは注視している。

 投資家が中東情勢の激化をますます懸念する中、10月に入って米株式市場は乱高下している。S&P500は9月に2%上昇したが、10月に入って1%強下落している。10月はボラティリティが高まるとの経験則通りの値動き。

 先週は予想外に強い米雇用統計が米経済のソフトランディングへの期待を高め、市場は少し持ち直していた。金曜日にはダウ平均が最高値を更新する場面もあった。しかし、今週に入ってその熱狂は冷め、投資家たちは、労働市場が依然として堅調であることから、今後FRBが積極的な利下げを行うことはないと予想している。

 来月の大幅利下げの可能性はもはや遠のいており、年内2回のFOMCでは通常の0.25%ポイントの利下げが有力視されている。逆に据え置きの可能性が浮上している状況。そのような中で市場からは、木曜日の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る強い数値を示せば、市場は急変する可能性があるとの警戒感も出ている。

 ハリケーン「ミルトン」が勢力はカテゴリー4に落ちたものの、暴風雨を伴ってフロリダに接近している。同地域は「ヘリーン」による被害にあったばかり。米ハリケーンセンター(NHC)は最新の勧告で本日にメキシコのユカタン半島をかすめ、明日はフロリダに向かうと予想している。

 エヌビディア<NVDA>が5日続伸。台湾の鴻海が世界最大のエヌビディア「GB200」施設を建設すると発表した。

 ペプシコ<PEP>が決算を受け時間外で軟調。1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、既存事業売上高の見通しを下方修正している。

 電子署名のドキュサイン<DOCU>が時間外で上昇。S&Pダウジョーンズ・インディシズが10月11日の取引開始前にS&P中型株400に採用されると発表した。

 ハネウェル<HON>が時間外で上昇。同社が先端材料部門をスピンオフする見通しだと取引開始前に伝わった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。

(NY時間09:06)(日本時間22:06)時間外
ペプシコ<PEP> 166.56(-0.65 -0.39%)
ドキュサイン<DOCU> 67.28(+4.50 +7.17%)
ハネウェル<HON> 207.75(+4.42 +2.17%)

アップル<AAPL> 223.11(+1.42 +0.64%)
マイクロソフト<MSFT> 409.34(-0.20 -0.05%)
アマゾン<AMZN> 181.67(+0.87 +0.48%)
アルファベット<GOOG> 165.00(+0.61 +0.37%)
テスラ<TSLA> 242.50(+1.67 +0.69%)
メタ<META> 588.01(+3.23 +0.55%)
エヌビディア<NVDA> 129.80(+2.08 +1.63%)
AMD<AMD> 171.70(+0.73 +0.43%)
イーライリリー<LLY> 899.48(+1.08 +0.12%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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