NY為替:ドル弱含み、米大幅利下げ観測強まる
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は141円02銭から140円29銭まで下落したのち、下げ止まり140円91銭で引けた。米・8月輸入物価指数が予想以上に鈍化、また、連邦準備制度理事会(FRB)が9月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利下げに踏み切るとの思惑も浮上し、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数や同指数の5-10年期待インフレ率が予想上回り、ドル売りが後退した。
ユーロ・ドルは1.1102ドルまで上昇後、1.1073ドルまで下落し、1.1074ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が追加利下げを巡り、状況次第で10月の追加利下げの可能性を除外しないが、12月になる可能性が強いとの考えを示した。ユーロ・円は、156円26銭から155円62銭まで下落後、戻した。ポンド・ドルは1.3115ドルまで下落後、1.3158ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8444フランへ下落後、0.8494フランまで上昇した。
《MK》
提供:フィスコ