来週の為替相場見通し=FOMCの結果に視線集中
来週のドル円相場は、17~18日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が判明するまでは神経質な展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=138円50銭~143円50銭。
市場ではFOMCでの利下げが確実視されているものの、利下げ幅については依然として見方が分かれている。11日発表の米8月消費者物価指数(CPI)でインフレ圧力の根強さが示されたことから一時は0.25%との見方が優勢だったが、13日にはダドリー前ニューヨーク連邦銀行総裁の発言などから0.5%になる可能性が意識された。利下げ幅が小幅にとどまれば、より大幅な利下げを織り込んでドルが売られた反動が出やすいだろう。一方、日銀が19~20日に開く金融政策決定会合では政策金利の据え置きが決まる公算が大きいが、植田和男総裁が記者会見で政策正常化の方針を改めて強調すれば円買い要因となりそうだ。
なお、来週に海外で発表される主な経済指標は、16日に7月のユーロ圏貿易収支と9月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に8月の米小売売上高と8月の米鉱工業生産、18日に8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値と8月の米住宅着工件数、19日に9月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数と8月の米景気先行指標総合指数、20日に8月のドイツ生産者物価指数(PPI)と9月のユーロ圏消費者信頼感・速報値など。国内では18日に7月の機械受注、20日に8月の全国CPIが公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
市場ではFOMCでの利下げが確実視されているものの、利下げ幅については依然として見方が分かれている。11日発表の米8月消費者物価指数(CPI)でインフレ圧力の根強さが示されたことから一時は0.25%との見方が優勢だったが、13日にはダドリー前ニューヨーク連邦銀行総裁の発言などから0.5%になる可能性が意識された。利下げ幅が小幅にとどまれば、より大幅な利下げを織り込んでドルが売られた反動が出やすいだろう。一方、日銀が19~20日に開く金融政策決定会合では政策金利の据え置きが決まる公算が大きいが、植田和男総裁が記者会見で政策正常化の方針を改めて強調すれば円買い要因となりそうだ。
なお、来週に海外で発表される主な経済指標は、16日に7月のユーロ圏貿易収支と9月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日に8月の米小売売上高と8月の米鉱工業生産、18日に8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値と8月の米住宅着工件数、19日に9月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数と8月の米景気先行指標総合指数、20日に8月のドイツ生産者物価指数(PPI)と9月のユーロ圏消費者信頼感・速報値など。国内では18日に7月の機械受注、20日に8月の全国CPIが公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS